スポンサーリンク

台湾のFar EasTone、2020年Q2の業績を発表



台湾の移動体通信事業者(MNO)であるFar EasTone Telecommunications (遠傳電信:FET)は2020年第2四半期の業績を発表した。

2020年6月30日に終了した3ヶ月間となる2020年第2四半期の連結売上高は前年同期比8.6%減の186億7,473万9,000台湾ドル(約678億7,945万円)、当期純利益は前年同期比2.9%増の22億3,879万7,000台湾ドル(約81億1,653万円)となった。

業績の発表に伴い事業別の売上高も公表している。

電気通信サービスは前年同期比5.0%減の113億6,568万9,000台湾ドル(約412億513万円)、商品販売は前年同期比21.8%減の48億7,557万8,000台湾ドル(約176億7,590万円)で、それぞれ全体の60.9%と26.1%を占めたことになり、合計では全体の87%に達する。

Far EasTone Telecommunicationsの業績報告における事業区分を基準とすると、電気通信サービスがFar EasTone Telecommunicationsにとって最大の事業と分かる。

また、電気通信サービスと商品販売以外はその他に分類されており、電気通信サービスと商品販売がFar EasTone Telecommunicationsの主要な事業と言える。

電気通信サービスは移動体通信事業者(MNO)として提供する携帯通信サービスが中心で、商品販売はスマートフォンなどの携帯端末および携帯端末向けアクセサリ類などの販売が含まれており、いずれの事業も携帯通信分野である。

商品販売は前年同期比で大幅に減少したが、ハイエンドのスマートフォンを中心とした携帯端末の販売が低調であることが主な要因として挙げられる。

2020年第2四半期末時点の事業データも公開されている。

移動体通信事業者として提供する携帯通信サービスの加入件数は前年同期比1.8%減の705万2,000件となった。

台湾ドル(TWD)ベースのARPU (1回線当たり月間平均収入)はポストペイド回線に限定したARPUが前年同期5.5%減の703台湾ドル(約2,549円)、総合が前年同期比4.3%減の560台湾ドル(約2,036円)で、いずれも低下傾向となっている。

MOU (1回線当たり月間平均通話時間)は前年同期比13.4%減の388分となり、音声通話の需要は低下傾向が続いている。

2020年第2四半期の主な取り組みとして5Gの商用化に向けた準備が挙げられる。

2020年6月10日付けで台湾の政府機関で電気通信分野などの規制を司る国家通訊伝播委員会(National Communications Commission:NCC)より5Gの免許を取得しており、基地局の設置など5Gの導入に向けたネットワークの整備を進めてきた。

2020年7月3日には台湾の移動体通信事業者としては3番目に5Gサービスの商用化を果たした。

なお、Far EasTone TelecommunicationsにはNTT DOCOMOが資本参加しており、NTT DOCOMOによる持分比率は4.7%となっている。

Far EasTone

スポンサーリンク

コメントを残す









  • follow us in feedly
  • Recent Entries


  • スポンサーリンク

    Instagram



  • Amazonアソシエイト

  • SNS

  • Calendar

    2023年9月
     123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    252627282930  
  • Archive

  • Select Category

  • LINK