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JTOWERがSA構成のローカル5G実験試験局免許を申請、IMSIも取得へ



JTOWERは総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の関東総合通信局に対してサブ6GHz帯の周波数を使用したローカル5Gの実験試験局免許を2020年9月10日付けで申請したと発表した。

ローカル5Gは企業や自治体などが特定のエリアに限定して自ら構築および運用できる第5世代移動通信システム(5G)である。

総務省は先行してミリ波(mmWave)の28GHz帯の周波数を使用したローカル5Gを2019年12月24日に制度化しており、周波数範囲は28200~28300MHzを使用できる。

サブ6GHz帯の周波数を使用したローカル5Gは2020年中に制度整備が行われる予定で、周波数は4.5GHz帯を使用することになり、周波数範囲は4600~4900MHzとなる。

JTOWERでは新たな事業形態としてローカル5Gサービスの提供を検討しており、ローカル5Gの実験試験局免許を申請することになった。

主要事業のインフラシェアリング事業では無線ネットワークの設計、構築、運用支援などローカル5Gサービスの提供に必要な知見を蓄積しており、インフラシェアリングの導入先である商業施設や行政施設などでローカル5Gサービスの需要が見込まれていることから、ローカル5Gサービスの提供を検討している模様である。

ローカル5Gの実験試験局免許は5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式のスタンドアローン(SA)構成で運用するという。

NR方式には単独で動作するSA構成と第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成が規定されており、5Gを導入した世界各地の移動体通信事業者(MNO)のほとんどがNSA構成でEPCに収容するOption 3で運用している。

JTOWERはSA構成で5Gコアネットワークを使用するため、SA構成で5GCに収容するOption 2で運用する見込み。

東京都港区の本社ビルに開設したローカル5Gラボ内にローカル5Gの環境を構築し、システムの運用検証、各種デバイスやソリューションの接続検証などを行う予定である。

また、自ら取得する電気通信番号(International Mobile Subscription Identity:以下、IMSI)を活用する計画も公表しており、総務大臣にIMSIの取得も申請した可能性が高い。

保有する通信分野の技術や知見を最大限に発揮し、ローカル5Gの普及と促進に貢献する方針を示している。

JTOWER

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