Xiaomi系のBlack Sharkが日本法人として黒鯊科技日本を設立
- 2020年09月16日
- Android関連
中国のBLACKSHARK TECHNOLOGIES (NANCHANG) (南昌黒鯊科技)は日本法人を設立したことが分かった。
国税庁(National Tax Agency:NTA)が運営する法人番号公表サイトを参照すると、2020年1月16日付けで黒鯊科技日本が法人番号の指定を受けた。
正式な商号は黒鯊科技日本株式会社で、フリガナはブラックシャークカギジャパンとなっている。
本店または主たる事務所は東京都港区新橋のビルに所在する。
英文社名はBLACKSHARK TECHNOLOGIES JAPANと思われる。
これまで、BLACKSHARK TECHNOLOGIES (NANCHANG)はBlack Sharkのブランド名でゲーミング用途を重視したスマートフォンなどを中国を中心に世界各地で展開しており、日本ではTAKUMI JAPANを通じてスマートフォンを販売してきた。
しかし、2020年9月15日付けのプレスリリースを通じて日本国内では日本法人として設立した黒鯊科技日本がスマートフォンを順次販売する計画を発表しており、その1機種目としてBlack Shark 3の日本向けモデルを2020年10月中旬以降に日本で発売する予定である。
このような背景から黒鯊科技日本はBlack Shark 3の日本向けモデルを日本正規デビューと表現しており、電波法に基づく工事設計認証をはじめとする日本の各種認証も取得している。
BLACKSHARK TECHNOLOGIES (NANCHANG)には中国のXiaomi (小米科技)が出資しており、Xiaomiの完全子会社で中国のTianjin Jinxing Venture Investment (天津金星創業投資)が筆頭株主で、BLACKSHARK TECHNOLOGIES (NANCHANG)に対する持分比率はXiaomiが間接的に46.4%となっている。
XiaomiやRedmiのブランド名でスマートフォンを展開する中国のXiaomi Communications (小米通訊技術)は中国を拠点とする英領ケイマン諸島のXiaomi Corporation (小米集団)の完全子会社で、Xiaomi Corporationは日本法人としてXiaomi Technology Japan (小米技術日本)を設立した。
Xiaomi Technology Japanは2020年2月12日付けで法人番号の指定を受けたため、黒鯊科技日本の方が先に法人番号の指定を受けたことになる。
XiaomiとXiaomi Corporationは別会社で両社の間に資本関係はなく、Xiaomi Corporationの幹部がXiaomiを所有している。
ただ、Xiaomiの所有者とXiaomi Corporationが締結した特定の契約上の取り決めに基づき、Xiaomi CorporationがXiaomiの議決権や経営方針を管理する。
そのため、Xiaomi CorporationはXiaomiの意思決定に影響力を与える権利を有すると結論付けており、Xiaomiは所有構造からXiaomi Corporationの連結子会社には含まれないが、Xiaomi Corporationの制御された構造化された事業体として位置付けられている。
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