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タイのdtacが2020年Q3の業績を発表



dtacとして事業を展開するタイのTotal Access Communicationは2020年第3四半期の業績を発表した。

2020年9月30日に終了した3ヶ月間となる2020年第3四半期の連結売上高は前年同期比6.1%減の190億5,300万タイバーツ(約642億6,859万円)、親会社の所有者に帰属する当期純利益は前年同期比18.3%減の14億3,600万タイバーツ(約48億3,993万円)となった。

Total Access Communicationの主要事業はタイにおける移動体通信事業で、連結子会社のdtac TriNetを通じて移動体通信事業を展開する。

dtac TriNetに対するTotal Access Communicationの持分比率は99.99%である。

なお、Total Access CommunicationはノルウェーのTelenorの連結子会社で、Total Access Communicationに対するTelenorの持分比率は間接的に65.02%となっている。

2020年第3四半期末時点の事業データも公開している。

移動体通信サービスの加入件数はポストペイド回線が前年同期比5.3%減の604万3,000件、プリペイド回線が前年同期比9.9%減の1,264万1,000件、合計が前年同期比8.5%減の1,868万3,000件となり、いずれも減少傾向である。

移動体通信サービスの加入件数のうちポストペイド回線の比率は32.3%で、プリペイド回線の比率は67.7%となり、特に大きな変動は見られない。

2020年第3四半期におけるタイバーツ(THB)ベースのARPU (1回線当たり月間平均収入)はポストペイド回線が前年同期比5.5%減の531タイバーツ(約1,790円)、プリペイド回線が前年同期比9.8%減の133タイバーツ(約448円)、総合が前年同期比2.1%減の262タイバーツ(約883円)となった。

MOU (1回線当たり月間平均通話時間)は前年同期比6.5%減の117分で、1回線当たり月間平均データ通信量は前年同期比64.9%増の19.2GBである。

音声通話の需要が低下し、一方でデータ通信の需要が増大する傾向が続いている。

dtac TriNetは第5世代移動通信システム(5G)を導入していないが、2021年1月には700MHz帯で5Gの導入が可能となる見込み。

700MHz帯は5G向け周波数として割当を受けており、タイでは700MHz帯の再編が2020年12月末までに完了するため、再編が計画通りに完了すれば最短で2021年1月より5Gで700MHz帯を利用できることになる。

5G向け周波数として取得したミリ波(mmWave)の26GHz帯では5Gの試験を実施しているが、ミリ波の商用化の具体的な時期は決まっていない。

また、TOTが保有する2.3GHz帯を使用して第4世代移動通信システム(4G)を導入しているが、広い帯域幅を保有する2.3GHz帯では5Gを導入することも検討している。

dtac

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