NTTドコモ、5Gのエリアマップを公開
- 2020年11月04日
- docomo-総合
NTT DOCOMOは第5世代移動通信システム(5G)の要求条件を満たすために規定されたNR方式に準拠した5Gのエリアマップを公開した。
NTT DOCOMOは2020年3月25日に5Gを商用化しており、当初は公式ウェブサイトを通じて5Gを利用できる施設およびスポットの一覧を案内してきた。
新たに5Gのエリアマップも公式ウェブサイトで公開しており、2020年11月4日時点では5Gのエリアは2020年10月30日時点、2021年3月末予定、2021年夏予定の情報を確認できる。
エリアマップ内では5Gを利用できる施設およびスポットも案内しており、前月末に整備を完了した場所、2ヶ月後末に整備する予定の場所、5ヶ月後末に整備する予定の場所に分けられている。
また、5Gを利用できる施設およびスポットに関してはミリ波(mmWave)の対応状況も示している。
NTT DOCOMOは日本で最初にNR方式を導入した移動体通信事業者(MNO)で、周波数は5G向けに割当を受けたサブ6GHz帯の3.7GHz帯および4.5GHz帯、ミリ波の28GHz帯を使用している。
NR Bandは3.7GHz帯がFR1のn78、4.5GHz帯がFR1のn79、28GHz帯がFR2のn257となる。
5Gを商用化した当初はn78およびn79を使用し、通信速度は下り最大3.4Gbps/上り最大182Mbpsとなっていた
2020年9月23日にはn257も使用を開始しており、通信速度を下り最大4.1Gbps/上り最大278Mbpsに高速化した。
2020年11月4日からはn257では上り最大480Mbpsで提供している。
なお、NTT DOCOMOが取り扱う5Gに対応した機種はすべてn78およびn79に対応するが、n257は一部の機種が対応する。
NR方式は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用しており、E-UTRA-NRデュアルコネクティビティ(EN-DC)を実装してLTE方式とNR方式で同時通信を行う。
そのため、NTT DOCOMOが案内する5Gの通信速度は同時通信時の理論値で規格上の最大値となるため、実際の通信速度は通信環境や混雑状況によって変動することを留意しておきたい。
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