サムスン電子が5G対応のSamsung Exynos 1080を発表、vivoも開発に参加
- 2020年11月14日
- その他モバイル端末
韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)および同社の完全子会社で中国のShanghai Samsung Semiconductor (上海三星半導体)は携帯端末向けチップセット「Samsung Exynos 1080」を発表した。
第5世代移動通信システム(5G)に対応したスマートフォンをはじめとする携帯端末向けのチップセットである。
CPUはオクタコアとなり、シングルコアのArm Cortex-A78、トリプルコアのArm Cortex-A78、クアッドコアのArm Cortex-A55で構成される。
動作周波数はシングルコア側のArm Cortex-A78が最大2.8GHz、トリプルコア側のArm Cortex-A78が最大2.6GHz、Arm Cortex-A55が最大2.0GHzとなっている。
GPUはArm Mali-G78 MP10を搭載している。
ディスプレイのリフレッシュレートと解像度は最大144HzであればFHD+、90HzであればWQHD+となる。
カメラの画素数は最大で約2億画素のシングルカメラおよび2個の約3200万画素のデュアルカメラとなっている。
システムメモリはLPDDR4xおよびLPDDR5、ストレージはUFS 3.1を利用できる。
Bluetooth 5.2、無線LAN IEEE 802.11a/b/g/n/ac/ax (2.4GHz/5GHz)、FMラジオなどに対応する。
通信モデムを統合しており、通信方式はNR/LTE/W-CDMA/TD-SCDMA/CDMA2000/GSM方式に対応することが可能である。
5GのNR方式の周波数はサブ6GHz帯のFR1およびミリ波(mmWave)のFR2に対応しており、通信速度はFR1で下り最大5.1Gbps/上り最大1.28Gbps、FR2で下り最大3.67Gbps/上り最大3.67Gbpsとなる。
第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式ではLTE DL Category 18およびLTE UL Category 18に対応し、下りはキャリアアグリゲーション(CA)を高度化した6コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(5CC CA)、上りはアップリンク・キャリアアグリゲーション(ULCA)の利用が可能で、通信速度は下り最大1.2Gbps/上り最大200Mbpsとなっている。
すでにSamsung Exynos 1080の量産を開始しているという。
開発には中国のvivo Mobile Communication (維沃移動通信)も参加しており、vivo Mobile CommunicationがSamsung Exynos 1080を搭載したスマートフォンを製品化することが決まっている。
スポンサーリンク
コメントを残す
コメントを投稿するにはログインしてください。