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総務省、拡張周波数のローカル5G免許申請を12月18日に受付開始



総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)はローカル5G導入に関するガイドラインの改定版を公表した。

ローカル5Gは地域や多様な産業分野の個別の需要に応じて、様々な主体が柔軟に構築して利用できる第5世代移動通信システム(5G)である。

総務省ではローカル5G導入に関するガイドラインを策定し、2019年12月24日よりローカル5Gの免許の申請を受け付けてきた。

ただ、新たにローカル5Gで使用する周波数の拡張などを反映した改定案に関して2020年10月15日から2020年11月16日まで意見募集を実施し、ローカル5G導入に関するガイドラインを改定することになった。

意見募集の結果を踏まえてローカル5G導入に関するガイドラインの改定版を策定および公表した。

ローカル5Gの周波数は先行して28200~28300MHzに関して技術的条件を取りまとめて必要な制度整備を実施したが、新たに4600~4900MHzおよび28300~29100MHzに拡張することに関しても技術的条件を取りまとめて必要な制度整備を行った。

これにより、ローカル5Gでは4600~4900MHzおよび28200~29100MHzを使用できることになる。

ローカル5Gの無線方式としては5Gの要求条件を満たすために規定されたNR方式を導入できる。

NR Bandは4600~4900MHzがFR1のn79、28200~29100MHzがFR2のn257である。

NR方式の無線アクセスネットワーク(RAN)構成としては単独で動作するスタンドアローン(SA)構成と第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成が規定されている。

導入初期に主流となるNSA構成ではアンカーバンドとして機能するLTE方式またはLTE方式と高い互換性を確保した無線方式に常時接続する必要がある。

これまで、アンカーバンドとしては自営等広帯域移動無線アクセスシステム(自営等BWA)を自ら構築もしくは携帯電話事業者や地域広帯域移動無線アクセスシステム(地域BWA)が構築したネットワークを利用できたが、新たにアンカーバンドとしてデジタルコードレス電話を自ら構築することも可能となる。

総務省は2020年12月18日に関係省令と告示を公布および施行し、拡張した周波数を使用したローカル5Gの免許の申請の受け付けを開始する予定である。

総務省

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