スポンサーリンク

楽天モバイルが四国地方で4G LTEを順次高速化、包括免許が20MHz幅に



Rakuten Mobile (楽天モバイル)は四国地方で包括免許に基づき開設する第4世代移動通信システム(4G)の基地局に関して変更が認められたことが分かった。

四国地方では総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)の四国総合通信局より2019年8月8日付けで1.7GHz帯の周波数を利用した4Gの基地局の包括免許を受領した。

当初、包括免許では中心周波数が1842.5MHz、帯域幅が5MHz幅で運用することが許可されていた。

総務省が運用する電波利用ホームページを参照すると包括免許の内容を変更しており、変更後は同一の包括免許で中心周波数が1835MHz、帯域幅が20MHzで運用することができる。

これにより、徳島県、香川県、愛媛県、高知県を対象とする四国総合通信局管内では同一の包括免許に基づき開設する4Gの基地局では帯域幅は従来の5MHz幅に加えて20MHz幅でも運用が可能となる。

なお、包括免許は個別の基地局ごとに免許を取得する必要なく、1の免許で同一形式の複数の基地局を開設できる免許である。

2021年1月28日までに電波利用ホームページに反映された情報を基準にすると、Rakuten Mobileが四国総合通信局管内で包括免許に基づき開設した4Gの基地局は徳島県徳島市で14局、香川県高松市で26局、愛媛県松山市で43局、宇和島市で2局、四国中央市で2局、高知県高知市で23局となっている。

当初の包括免許では20MHz幅で運用できないため、20MHz幅で運用する場合は個別に免許を取得しており、松山市で1局、高知市で1局を個別に免許を取得して20MHz幅で運用している。

四国総合通信局管内では包括免許の内容の変更を受けて、すでに5MHz幅で運用を開始した基地局は20MHz幅に順次変更し、帯域幅の拡張に伴い通信速度も高速化する見込み。

Rakuten Mobileは1.7GHz帯で4Gの無線方式としてLTE (FDD)方式を導入および運用しており、20MHz幅で運用する場合は通信速度の理論値が下り最大400Mbps/上り最大75Mbpsとなる。

ただ、通信速度の理論値は端末側の仕様に応じて異なり、下りは256QAMおよび4×4 MIMOに対応した端末で最大400Mbps、64QAMおよび4×4 MIMOに対応した端末で最大300Mbps、256QAMおよび2×2 MIMOに対応した端末で最大200Mbps、64QAMおよび2×2 MIMOに対応した端末で最大150Mbps、上りは64QAMに対応した端末で最大75Mbps、16QAMに対応した端末で最大50Mbpsである。

2021年1月28日までにRakuten Mobileのラインナップでは下り最大400Mbps/上り最大75Mbpsに対応した機種は韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)製のGalaxy S10およびGalaxy Note10+、SHARP製のAQUOS zeroおよびAQUOS R5G、中国のShenzhen Tinno Mobile Technology (深圳市天瓏移動技術)製のRakuten Hand、中国のZTE (中興通訊)製のRakuten BIGを発売した。

総務省 電波利用ホームページ

スポンサーリンク

コメントを残す









  • follow us in feedly
  • Recent Entries


  • スポンサーリンク

    Instagram



  • Amazonアソシエイト

  • SNS

  • Calendar

    2023年9月
     123
    45678910
    11121314151617
    18192021222324
    252627282930  
  • Archive

  • Select Category

  • LINK