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サムスン電子がミリ波の5Gで5Gbps超を記録、商用スマホで試験



韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)はミリ波(mmWave)の周波数を使用した第5世代移動通信システム(5G)の試験で業界最速級の通信速度を達成したと発表した。

ミリ波の周波数を使用した5Gの試験では二重通信技術を適用し、下りの通信速度は業界最速級の5.23Gbpsを記録したという。

なお、二重通信技術はE-UTRA-NRデュアルコネクティビティ(EN-DC)を意味しており、試験では商用の端末を使用したことが公表されている。

5Gの無線方式はNR方式を採用しており、第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成で運用しているため、EN-DCを適用してLTE方式と同時通信を行う必要がある。

周波数および帯域幅はNR方式がミリ波の28GHz帯で800MHz幅、LTE方式が2.1GHz帯で20MHz幅*2となる。

実際の規格上の理論値は下り最大5.6Gbps前後と思われる。

京畿道の道庁所在地・水原市に所在するSamsung Electronicsの研究開発拠点であるSamsung Digital Cityで試験を実施しており、商用の端末としてはSamsung Electronicsが開発したスマートフォンであるSamsung Galaxy S20+ 5Gを使用したという。

Samsung Electronicsは2020年にも28GHz帯を使用した5Gの試験を実施し、下りの通信速度は試験用の端末を使用して4.25Gbpsを記録していたが、新たに実施した試験では商用の端末を使用して2020年の結果を上回る通信速度を記録しており、改めて技術面でリーダシップを証明したと強調している。

試験を通じて既存の4G基地局に28GHz帯の5G基地局を追加するとさらに高速なデータ通信を実現できることを再確認したほか、移動体通信事業者(MNO)は高トラヒックエリアの江南駅やスポーツ競技場などで28GHz帯の5G基地局を設置すると効率的に超高速通信を提供できると主張した。

韓国の移動体通信事業者としてはSK Telecom、KT Corporation、LG U+として事業を行うLG Uplusが5G向けに3.5GHz帯および28GHz帯の割当を受けているが、3.5GHz帯を優先して整備を進めており、28GHz帯の整備は遅れている状況にある。

Samsung Electronicsの業績報告を読み解くと、韓国では3.5GHz帯で5Gの整備が一段落して5G基地局の新規納入の需要が落ち着いており、Samsung Electronicsは韓国以外、主に日本や北米で基地局事業の規模拡大を図る動きが見て取れる。

ただ、Samsung Electronicsとしては28GHz帯の5Gによる超高速通信をアピールすることで、韓国の移動体通信事業者に対して28GHz帯の5Gに対応した端末や基地局の需要喚起を行い、韓国向けに各種製品の早期納入を図る狙いがあると思われる。

なお、Samsung Electronicsはすでに日本および米国の移動体通信事業者に28GHz帯の5Gに対応した端末や基地局を納入している。

Samsung

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