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韓国のSK Telecomが2021年Q1の業績を発表、5G加入率が2割を超える



韓国の移動体通信事業者(MNO)であるSK Telecomは2021年第1四半期の業績を発表した。

2021年3月31日に終了した3ヶ月間となる2021年第1四半期の連結売上高は前年同期比7.4%増の4兆7,805億韓国ウォン(約4,618億7,039万円)、EBITDAは前年同期比6.9%増の1兆4,222億韓国ウォン(約1,373億9,355万円)、当期純利益は前年同期比86.9%増の5,720億韓国ウォン(約552億6,508万円)となった。

2021年第1四半期は好業績を記録したが、New ICT領域が成長を牽引したという。

また、関連会社で韓国のSK hynixも好調で、好業績に貢献したと説明している。

業績の発表に伴い事業分野別の業績も公表した。

移動体通信事業者(MNO)分野の売上高は前年同期比1.9%増の2兆9,807億韓国ウォン(約2,879億8,180万円)となった。

したがって、移動体通信事業者分野は全体の62.4%を占めたことが分かる。

SK Telecomの業績報告における事業分野区分を基準とすると、SK Telecomにとって移動体通信事業者分野は最大規模の事業分野となっている。

SK Telecomは通信領域以外の一部を除いた事業分野をNew ICT領域と総称しており、会社分割を実施してNew ICT領域を新設会社に承継させる計画を正式に発表している。

通信領域とNew ICT領域を分離することで、各領域の成長の加速を図るという。

移動体通信事業者分野は通信領域に含まれるため、引き続きSK Telecomが担当することになる。

2021年3月31日時点の事業データも判明した。

移動体通信サービスの加入件数の総数は前年同期比0.1%増の3,152万件となった。

総数にはSK Telecomの回線を利用した仮想移動体通信事業者(MVNO)の加入件数も含まれる。

総数のうち契約種別の内訳も公表しており、5Gの加入件数は前年同期比154.4%増の673万6,000件、LTEの加入件数は前年同期比11.9%減の2,125万1,000件となり、5Gは21.4%、LTEは67.4%を占めた。

5Gは2021年第1四半期中に初めて600万件を上回り、また20%を上回った。

一方で、LTEは2021年第1四半期中に70%を下回ることになった。

なお、5Gは第5世代移動通信システム(5G)のNR方式、第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式、第3世代移動通信システム(3G)のW-CDMA方式、LTEはLTE方式およびW-CDMA方式を韓国で利用できる。

SK TelecomはLTEの契約種別を4GではなくLTEと表記しているため、公式な表記と同様の表記を採用した。

2021年第1四半期の韓国ウォン(KRW)ベースのARPUは前年同期比1.8%減の30,213韓国ウォン(約2,919円)である。

SK Telecomの回線を利用した仮想移動体通信事業者を含めたARPUは前年同期比0.3%増の28,124韓国ウォン(約2,717円)となった。

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