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中国版のSony Xperia 1 IIIは5G NRのSA構成も対応



Sony Groupの中国法人であるSony (China) (索尼(中国))はSony Groupの完全子会社であるSony製のスマートフォン「Sony Xperia 1 III (XQ-BC72)」の仕様を中国向けに公開した。

中国で販売するSony Xperia 1 IIIの通信方式および対応周波数が判明している。

第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に対応しており、NR方式の周波数はNR (FR1, FDD) 2600(n7)/2100(n1)/1800(n3)/ 900(n8)/850(n5)/700(n28) MHz, NR (FR1, TDD) 4500(n79)/3700(n77)/3500(n78)/ 2600(n38)/2500(n41)/2300(n40) MHzを利用できる。

日本向けのSony Xperia 1 IIIはサブ6GHz帯のFR1に加えてミリ波(mmWave)のFR2にも対応するが、中国向けのSony Xperia 1 IIIはFR2に非対応となっている。

無線アクセスネットワーク(RAN)構成は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と連携して動作するノンスタンドアローン(NSA)構成に加えて、NR方式が単独で動作するスタンドアローン(SA)構成にも対応したデュアルモード5Gとなる。

なお、中国の政府機関で電気通信分野などの規制を司る工業和信息化部(Ministry of Industry and Information Technology:MIIT)は2020年1月1日以降に進網許可証の取得を申請するNR方式に対応した端末はSA構成に対応することを義務付けているため、中国向けの5Gに対応したスマートフォンはSA構成への対応が必須となった。

NSA構成はすべての周波数で動作するが、SA構成はn1、n28、n41、n78、n79に限り動作する。

また、中国の移動体通信事業者(MNO)でChina Mobile (中国移動)として事業を行うChina Mobile Communications Group (中国移動通信集団)、China Telecom (中国電信)、China Unicom (中国聯通)として事業を行うChina United Network Communications (中国聯合網絡通信)ではSA構成が有効となることも明確化している。

SA構成で動作する周波数は中国の移動体通信事業者がすでに運用を開始または運用する予定の周波数で、基本的に中国の移動体通信事業者で利用できる周波数に限りSA構成も対応した。

中国向けSony Xperia 1 IIIの型番はXQ-BC72である。

SIMカードはデュアルSIMに対応しており、サイズはNano SIM (4FF)サイズとなる。

デュアルSIMで利用時も5Gを利用できるが、片方のSIMカードに限り5Gを有効化できる。

参考までに、China Mobile Communications Groupはn41およびn79を導入しており、移動体通信事業者として新規参入する計画でCBN (中国広電)として事業を行う中国のChina Broadcasting Network Corporation (中国広播電視網絡)と締結した事業協力契約に基づきn28の運用も開始する予定である。

China TelecomおよびChina United Network Communicationsは共同で5Gを整備しているため、いずれもn1およびn78を導入した。

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