中国でSony Xperia 5 IIIを発売へ、XQ-BQ72が中国の認証を通過

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Sony Groupの完全子会社であるSonyは中国でスマートフォン「Sony Xperia 5 III」を発売することが分かった。

Sony製のNR/LTE/W-CDMA/GSM端末「XQ-BC72」が中国の政府機関で電気通信分野などの規制を司る工業和信息化部(Ministry of Industry and Information Technology：MIIT)傘下の電信設備認証中心(Telecommunication Equipment Certification Center)を2021年6月8日付け、中国強制認証(China Compulsory Certification：3CまたはCCC)を2021年6月16日付けで通過した。

通信方式はNR/LTE/W-CDMA/GSM方式に対応している。

第5世代移動通信システム(5G)のNR方式はスタンドアローン(SA)構成およびノンスタンドアローン(NSA)構成の両方に対応したデュアルモード5Gとなる。

SIMカードはデュアルSIMを採用する。

製造国はタイで、製造者はタイのSony Technology (Thailand)と記載されている。

Sony Groupの完全子会社であるSony Technology (Thailand)がパトゥムターニー県の県庁所在地・ムアンパトゥムターニー郡のバンカディ工業団地で所有および運営する工場で製造を行うと考えられる。

なお、バンカディ工業団地はタイの首都・バンコク都の近郊で、日系企業の進出が多い工業団地のひとつとなっている。

XQ-BQ72はSony Xperia 5 IIIの型番のひとつである。

電信設備認証中心および中国強制認証は中国の認証機関で、いずれも中国でスマートフォンなど携帯端末を正規に販売するためには取得が必要となる。

Sonyは中国向けにSony Xperia 5 IIIを発表していないが、中国でSony Xperia 5 IIIを発売するための準備を進めていることが分かる。

Sony Xperia 5 IIIには複数の型番が存在するが、同一の型番はロシアで販売することが確定している。

ロシアでは価格も発表しており、84,990ロシアルーブル(約129,000円)に設定されている。

なお、システムメモリの容量は8GBで、内蔵ストレージの容量は128GBと256GBが存在するが、ロシア向けには256GBを用意する。

詳細な発売日は発表しておらず、改めて発表する予定である。