マレーシアのCelcomとDigi、合併で合意
- 2021年06月21日
- 海外携帯電話
マレーシアのAxiata GroupおよびノルウェーのTelenorはマレーシアのCelcom AxiataおよびDigiの合併に関して合意したことを正式に発表した。
Axiata GroupおよびTelenorは2021年4月8日付けでCelcom AxiataおよびDigiの合併に向けて高度な協議を実施していることを案内していた。
最終的にAxiata Group、シンガポールのTelenor Asia、Digiは2021年6月21日付けでCelcom AxiataおよびDigiの合併案に関する契約に署名したという。
Celcom AxiataはAxiata Groupの完全子会社で、移動体通信事業者(MNO)としてマレーシアで携帯通信事業を行う。
Telenor AsiaはTelenorの完全子会社で、DigiはTelenor Asiaを通じて所有するTelenorの子会社となる。
TelenorはDigiの完全子会社であるDigi Telecommunicationsを通じて移動体通信事業者としてマレーシアで携帯通信事業を展開している。
合併後の会社に対する持分比率はAxiata GroupとTelenorがそれぞれ33.1%ずつを保有し、Axiata Groupを含めたマレーシアの機関投資家が51%以上を保有する予定である。
合併後の会社は社名をCelcom Digiとなる。
Celcom Digiはマレーシア証券取引所に上場し、時価総額で上位の5社に入ることを目標とする。
合併の完了にはAxiata GroupおよびDigiの双方の株主や関連する規制当局による承認が必要となり、円滑に進めば2022年第2四半期までに完了する予定という。
マレーシアには6社の移動体通信事業者が存在し、6社のうちCelcom Axiata、Digi Telecommunications、マレーシアのMaxis Broadbandが一般的に大手3社として認識されている。
大手3社は規模が近く、2021年第1四半期末時点の加入件数はCelcom Axiataが899万4,000件、Digi Telecommunicationsが1,025万件、Maxis Broadbandが1,151万6,000件となっている。
Celcom AxiataとDigi Telecommunicationsを合計すると加入件数は1,924万4,000件に達し、Celcom Digiはマレーシアで最大の移動体通信事業者となる。
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