京セラ製の4GフィーチャーフォンEB1056がFCC通過
- 2021年07月03日
- KDDI-KYOCERA
KYOCERA Corporation (京セラ)製のLTE/W-CDMA/GSM端末「EB1056」が2021年6月30日付けで米国の連邦通信委員会(Federal Communications Commission:以下、FCC)の認証を通過した。
FCC IDはJOYEB1056。
モバイルネットワークはLTE (FDD) 700(B17) MHz, W-CDMA 850(V) MHz, GSM 1900/850 MHzで認証を受けている。
Bluetoothおよび無線LANの周波数でも通過している。
無線LANの規格はIEEE 802.11b/g/nに対応しており、周波数は2.4GHz帯を利用できる。
EB1056は未発表端末のメーカー型番である。
FCCで公開された資料には様々な情報が掲載されており、製品種別はフィーチャーフォンとなっている。
本体のサイズ(長さ×幅×厚さ)は約112.9×51.3×18.0mmであるため、折り畳み式のフィーチャーフォンと推測できる。
第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式はLTE UE Category 4に対応しており、通信速度の理論値は下り最大150Mbps/上り最大50Mbpsとなる。
KYOCERA Corporationは日本および米国でフィーチャーフォンを展開している。
FCCで認証を受けたモバイルネットワークの周波数が限定的であるほか、メーカー型番の型番規則を考慮しても日本向けのフィーチャーフォンになると思われる。
FCCで公開されたラベルにはNano IC Cardの表記を確認できる。
SIMカードをNano IC Cardと表記していることから、KDDIおよび同社の連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)向けと推測している。
なお、FCCでは原則として米国で利用できる周波数に限定して認証を受ける。
そのため、FCCで認証を受けた周波数がEB1056で利用できるすべての周波数とは限らない。
また、電波法に基づく工事設計認証など日本の認証に関する情報は公開されておらず、日本で利用できる周波数は判明していない。
電波法に基づく工事設計認証などを通過して日本で利用できる周波数が判明すると、販売元も明確に判断できると思われる。
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