バーレーンのBatelcoが11月末に2Gを終了、約26年間も提供
- 2021年09月29日
- 海外携帯電話
バーレーンの移動体通信事業者(MNO)でBatelcoとして携帯通信事業を行うBahrain Telecommunications Companyは第2世代移動通信システム(2G)の提供を2021年11月末に終了すると発表した。
2021年11月末までに段階的に2Gの停波を行い、2021年11月末には2Gの提供を終了する予定である。
2Gの加入者に対しては2019年より第3世代移動通信システム(3G)、第4世代移動通信システム(4G)、第5世代移動通信システム(5G)のいずれかに移行するよう案内してきた。
引き続き2Gの加入者と緊密に連携して円滑に高度な技術にアップグレードできるよう支援すると表明している。
高度な技術にアップグレードするよう促進するとともに、2Gから移行しても問題ないよう3G、4G、5Gの提供エリアの拡大に努めているという。
2Gで使用する周波数は3G、4G、5Gの成長を加速するために再割当し、データ通信の需要の高まりに対応する方針である。
また、2Gの運用を終了することで二酸化炭素の排出量を削減できると説明しており、2Gの運用の終了は環境への配慮にも貢献すると強調した。
Bahrain Telecommunications Companyは2GとしてGSM方式、3GとしてW-CDMA方式、4GとしてLTE方式、5GとしてNR方式を導入しており、4世代の方式を運用する状況となっている。
2Gは1995年にバーレーンで初めて商用化しており、すでに約26年間も提供している。
四半世紀以上も提供してきた2Gであるが、2021年11月には役目を終えることになる。
なお、Bahrain Telecommunications Companyは27年以上も2Gを提供してきたと案内しているが、試験的に運用した期間も含めて計算したと思われる。
Bahrain Telecommunications Companyは早期に5Gを導入しており、2019年6月4日に5Gを商用化した。
バーレーンでは最初、中東では2番目、世界では11番目と世界的にも早期に5Gの商用化を実現した移動体通信事業者である。
通信設備は2Gから5GまでスウェーデンのEricssonを採用している。
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