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米AT&T、n77は5G+に



米国(アメリカ)の移動体通信事業者(MNO)であるAT&T Mobilityはサブ6GHz帯の周波数である3.7GHz帯を使用した第5世代移動通信システム(5G)を5G+として展開することを発表した。

これまで、AT&T Mobilityの5Gには2種類の5Gが存在しており、サブ6GHz帯の周波数である850MHz帯を使用した5Gとミリ波(mmWave)の周波数である39GHz帯を使用した5Gの整備を進めている。

一般的に低い周波数はカバレッジの確保に有利で、850MHz帯を使用した5Gは全米で広範なカバレッジを有するが、帯域幅が狭いことから、5Gでも通信速度は第4世代移動通信システム(4G)と同等にとどまる。

一方、39GHz帯では広範なカバレッジの確保が難しく、39GHz帯を使用した5Gは主要都市の一部のスポットに限定されているが、広い帯域幅を使用して高速通信を実現できるため、高速通信を実現できる5Gを明確化する目的で5G+として展開している。

新たに使用を開始する3.7GHz帯は全米で平均して80MHz幅を確保しており、比較的高速通信を実現できるため、5G+として展開することを決定した。

2021年12月より商用の5Gで3.7GHz帯の使用を開始する予定である。

3.7GHz帯はC-bandと呼称されており、C-bandまたはミリ波に接続時は端末のアンテナピクトの表示が5G+になると案内している。

そのため、AT&T Mobilityが正規に取り扱う端末では原則として3.7GHz帯を使用した5Gは39GHz帯を使用した5Gと同様にアンテナピクトの表示が5G+となる。

5Gの無線方式としてNR方式を採用しており、NR Bandは850MHz帯がFR1のn5、3.7GHz帯がFR1のn77、39GHz帯がFR2のn260である。

アンテナピクトの表示が5Gの場合はn5、5G+の場合はn77またはn260と判断することができる。

n77の無線アクセスネットワーク(RAN)はスウェーデンのEricssonおよびフィンランドのNokia Solutions and Networksから調達する。

なお、n77を商用化する詳細な日程は改めて発表する予定である。

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