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香港の中國移動香港、n79を80MHz幅に拡大へ



中国の移動体通信事業者(MNO)であるChina Mobile Communications Group (中国移動通信集団)の子会社で香港特別行政区の移動体通信事業者であるChina Mobile Hong Kong (中國移動香港:CMHK)は4.7GHz帯の周波数を使用した第5世代移動通信システム(5G)の帯域幅を拡大することが決定した。

香港特別行政区の政府機関で電気通信分野などの規制を司る通訊事務管理局(Communications Authority:CA)は2度にわたり5G向け周波数として4.7GHz帯の割当を実施している。

1度目は2019年10月23日、2度目は2021年10月27日に入札を完了した周波数オークションを通じて4.7GHz帯を割当し、いずれもChina Mobile Hong Kongは4.7GHz帯の取得に成功することになった。

1度目は4840~4880MHzの40MHz幅をChina Mobile Hong Kong、4880~4920MHzの40MHz幅をHong Kong Telecommunications (HKT)、2度目は4800~4840MHzの40MHz幅をChina Mobile Hong Kong、4920~4960MHzの40MHz幅をSmarTone Mobile Communications (數碼通電訊)が取得した。

China Mobile Hong Kongは1度目と2度目を合わせると4800~4880MHzの連続した80MHz幅を確保したことになる。

4.7GHz帯の80MHz幅は香港特別行政区の移動体通信事業者が保有するサブ6GHz帯の周波数としては最も広い連続した帯域幅となる。

5Gの無線方式はNR方式を採用するため、NR BandはFR1のn79である。

China Mobile Hong Kongは一部の地域に限定してn79を40MHz幅で運用しているが、将来的にn79を80MHz幅に拡大することが確定した。

n79を運用する地域は限定的であるが、n79では帯域幅の拡大に伴い通信速度の大幅な高速化が期待できる。

なお、中国では親会社のChina Mobile Communications Groupが4.7GHz帯を取得しており、具体的な周波数範囲は4800~4900MHzの100MHz幅を保有する。

n79はChina Mobile Communications Groupとって主力の周波数ではないが、上海市の商業施設などで限定的に導入を開始している。

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