楽天モバイル、楽天モバイルエンジニアリングを設立へ
- 2022年03月15日
- Rakuten-総合
Rakuten Group (楽天グループ)の完全子会社で移動体通信事業者(MNO)であるRakuten Mobile (楽天モバイル)は楽天モバイルエンジニアリングを設立すると発表した。
楽天モバイルエンジニアリングの正式な商号は楽天モバイルエンジニアリング株式会社である。
携帯電話基地局の工事および運用を行うための新会社として2022年4月1日に設立する。
Rakuten Mobileの完全子会社であるT.H.I.Rを存続会社、同じくRakuten Mobileの完全子会社であるGLAM.Rを消滅会社とする吸収合併の方式で楽天モバイルエンジニアリングを設立すると説明している。
本社の所在地はT.H.I.Rから変わらず神奈川県横浜市港北区新横浜となっている。
なお、GLAM.Rの本社の所在地は大阪府吹田市である。
資本金は2,000万円で、出資比率はRakuten Mobileが100%となる。
事業内容は携帯電話基地局における折衝、設計、工事、運用、保守、障害対応の提供となっている。
移動体通信事業者として携帯通信事業を行うRakuten Mobileの携帯電話基地局における設計、建設工事、運用保守などに係る事業を担当することになる。
Rakuten Mobileの携帯電話基地局の工事や運用を担当する子会社間の吸収合併による新会社の設立によって、事業運営の効率化、維持管理費用の削減、携帯電話基地局の開設における品質や安全面での強化を図る。
2022年2月4日にはRakuten Mobileが整備する楽天回線において第4世代移動通信システム(4G)の無線方式であるLTE方式の人口カバー率が96%に達したが、さらなる携帯電話基地局の整備の加速や次世代通信規格を見据えた展開を進める計画である。
人口カバー率は国勢調査で用いる約500m区画で50%以上の場所で通信できるエリアをもとに算出している。
LTE方式の周波数および帯域幅は1.7GHz帯の20MHz幅で運用するが、公共業務用無線局の終了促進措置が完了していない地域では5MHz幅で運用しており、終了促進措置の完了後に20MHz幅へ拡張する。
Rakuten Mobileは迅速なエリアの拡大および携帯電話基地局の高密度化を行うという。
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