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米DISHがMNOとして携帯電話サービスを商用化、5G基地局は富士通などを採用



米国(アメリカ)のDISH Networkの完全子会社で同国のDISH Wirelessは移動体通信事業者(MNO)として携帯電話サービスを商用化した。

2022年5月4日より移動体通信事業者として携帯電話サービスを提供している。

ネバダ州のラスベガスが最初の提供エリアで、ラスベガス居住者を対象として申し込みを受け付けている。

料金プランは月額料金が30米ドル(約3,900円)の1種類を用意し、音声通話、SMS、データ通信を無制限で利用できる。

通信方式は第5世代移動通信システム(5G)のNR方式を導入しており、無線アクセスネットワーク(RAN)構成はNR方式が単独で動作するスタンドアローン(SA)構成のOption 2で運用する。

周波数はサブ6GHz帯(Sub6)の600MHz帯および1.7GHz帯を使用し、NR Bandは600MHz帯がFR1のn71で、1.7GHz帯がFR1のn66となる。

ほかの周波数も順次使用を開始するが、最初期はn71でカバレッジを確保し、n66で速度と容量の確保を図る。

基地局を構成する無線装置のベンダは日本のFUJITSU (富士通)、韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)、台湾のMicroelectronics Technology (台揚科技)である。

当初は対応機種が限定的で、米国のMotorola Mobility製のスマートフォンであるmotorola edge+ (2022)が対応しており、販売価格は899.99米ドル(約118,000円)に設定されている。

DISH Networkは2020年7月1日に米国の移動体通信事業者であるSprintから同国の仮想移動体通信事業者(MVNO)であるBoost Worldwideを14億米ドル(約1,826億7,130万円)で取得し、携帯電話事業に参入した。

Boost Worldwideは仮想移動体通信事業者としてBoost Mobileの携帯電話サービスを展開してきた。

DISH Networkによる子会社化に伴い社名はDISH Wirelessに変更したが、Boost Mobileの名称は維持している。

Boost Mobileの展開を継続すると同時に、移動体通信事業者として商用化するために5Gの構築など準備を進めてきた。

2022年5月4日に移動体通信事業者として商用化することになった。

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