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UQコミュニケーションズ、2.5GHz帯を使用した5Gの開始を延期



KDDIの連結子会社であるUQ Communicationsは2.5GHz帯の周波数を使用した第5世代移動通信システム(5G)の提供を開始する時期を変更したことが分かった。

UQ Communicationsは2022年4月28日に公開したニュースリリースの内容を2022年8月19日付けで更新して案内している。

2.5GHz帯の一部を使用した5Gの提供に関して2022年4月28日時点では2022年9月1日以降に東名阪の主要都市の一部で順次開始すると発表していたが、2022年8月19日付けの更新に伴い2022年12月以降に東名阪の主要都市の一部で順次開始すると変更した。

事実上、2.5GHz帯の一部を使用した5Gの導入を延期したことになる。

2.5GHz帯は広帯域移動無線アクセス(BWA)の周波数としてUQ Communicationsが割当を受けた。

帯域幅はTDDで連続した50MHz幅を保有する。

第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式と高い互換性を確保したWiMAX Release 2.1 Additional Elements方式(WiMAX R2.1 AE方式)を導入し、事実上のLTE方式でWiMAX 2+として展開している。

ただ、50MHz幅のうち30MHz幅では事実上のLTE方式の運用を終了し、第5世代移動通信システム(5G)のNR方式を順次導入することになった。

WiMAX 2+で使用する周波数の一部を5Gに切り替えることになるため、5Gを導入する東名阪の主要都市の一部ではWiMAX 2+の通信速度の理論値が下り最大440Mbpsから下り最大220Mbpsに低下する。

なお、1搬送波あたりの帯域幅はLTE方式では最大20MHz幅であるが、NR方式のサブ6GHz帯(Sub6)を中心とするFR1では最大100MHz幅である。

UQ Communicationsは10MHz幅、20MHz幅、20MHz幅の3搬送波で事実上のLTE方式を運用しているが、10MHz幅と20MHz幅の2搬送波の周波数をNR方式で使用するため、NR方式では30MHz幅の1搬送波で運用する予定で、NR BandはFR1のn41となる。

すでにUQ Communications、KDDIおよび同社の連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone (沖縄セルラー電話)はn41に対応した端末を販売している。

n41に対応した端末では2022年12月以降にn41を利用できる。

UQ Communications

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