NTTドコモ向けスマホXperia 1 IV SO-51Cが3.5GHz帯の5Gに対応
- 2022年09月13日
- docomo-SONY
NTT DOCOMOが発売したSony製のスマートフォン「Xperia 1 IV SO-51C」は3.5GHz帯の周波数を使用した5Gに対応したことが分かった。
NTT DOCOMOの公式ウェブサイトでは製品ページに詳細な仕様を掲載しており、5G NSAの項目でn78(3.5GHz)は対応と表示している。
n78(3.5GHz)は3.5GHz帯の5Gを意味する。
発売時点ではソフトウェアのアップデートを実施して対応する予定と案内していた。
2022年9月12日に表示を更新したため、2022年9月12日に提供を開始したソフトウェアのアップデートで対応したと考えられる。
なお、2022年9月12日に提供を開始したソフトウェアのアップデートでは5G SAに対応した。
主な更新内容として3.5GHz帯の5Gに関しては記載されていないが、複数の5Gに関連した更新が行われた模様である。
NTT DOCOMOは第5世代移動通信システム(5G)の要求条件を満たすために規定されたNR方式に準拠した5Gを提供しており、無線アクセスネットワーク(RAN)構成はノンスタンドアローン(NSA)構成およびスタンドアローン(SA)構成で運用している。
NSA構成に準拠した5Gを5G NSA、SA構成に準拠した5Gを5G SAとして展開し、3.5GHz帯の5Gは5G NSAで利用できる。
3.5GHz帯は第4世代移動通信システムの導入のための特定基地局の開設計画の認定に伴い割当を受けた3480~3520MHzの40MHz幅である。
当初は第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式で使用してきたが、一部の地域からNR方式で使用することになり、4G向け周波数を使用した5Gとなる。
NR BandはFR1のn78として運用しており、Xperia 1 IV SO-51Cが発売時点で対応する5G向け周波数の3.7GHz帯と同一のNR Bandとなっている。
第5世代移動通信システムの導入のための特定基地局の開設計画の認定に伴い割当を受けた3.7GHz帯は3600~3700MHzで、3.5GHz帯と3.7GHz帯ともにn78として定義されている3300~3800MHzの範囲であるため、割当の時期や経緯が異なる周波数であるが、同一のNR Bandで運用できる。
総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)が運用する電波利用ホームページを参照すると、2022年9月12日に反映した情報としてNTT DOCOMOが申請した3.5GHz帯の5Gの基地局は53局の無線局免許が付与されている。
これまでに、NTT DOCOMOが発売した一部のスマートフォンが3.5GHz帯の5Gに対応している。
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