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サウジアラビアでNTN向け周波数を割当へ、n256として5G NTNを導入可能



サウジアラビアの政府機関で電気通信分野などの規制を司る通信情報技術委員会(Communications and Information Technology Commission:CITC)はNon-Terrestrial Network (NTN)向け周波数の割当を実施すると発表した。

通信情報技術委員会は2.1GHz帯でFDDの30MHz幅*2をNon-Terrestrial Network向けに割当することが決定している。

詳細な周波数範囲は下りが2170~2200MHz、上りが1980~2010MHzとなっている。

当初の計画より遅れたが、2022年11月30日より周波数オークションを開催して2.1GHz帯をNon-Terrestrial Network向けに割当する計画である。

2022年10月6日まで参加の申請を受け付ける。

通信情報技術委員会としては移動体通信事業者(MNO)の参加や第5世代移動通信システム(5G)の導入も想定しているという。

ただ、参加者は移動体通信事業者に限定しておらず、用途も5Gなど携帯通信技術に限定していないことに留意しておきたい。

5Gで使用する場合は5Gの無線方式としてNR方式を導入できる。

標準化団体の3GPP (3rd Generation Partnership Project)ではNTN向け2.1GHz帯のNR Bandとしてサブ6GHz帯(Sub6)を中心とするFR1の範囲でn256を定義している。

n256の周波数範囲は下りが2170~2200MHz、上りが1980~2010MHzであるため、サウジアラビアでNon-Terrestrial Network向け2.1GHz帯でNR方式を導入する場合はn256として運用できる。

Non-Terrestrial Networkは日本語では非地上系ネットワークや非陸上ネットワークと表記することが多く、低軌道衛星などから構築するNon-Terrestrial Networkの5Gは5G NTNと呼称されている。

3GPPでは5G NTNの標準化作業が進められている。

通信情報技術委員会は5G NTNを導入できる周波数の割当はサウジアラビアでは初めてと案内している。

参加者などの詳細は確定次第発表する予定である。

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