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マカオの携帯電話事業者CTMがVoNRを導入へ



マカオ特別行政区の移動体通信事業者(MNO)であるCompanhia de Telecomunicacoes de Macau (澳門電訊:CTM)は第5世代移動通信システム(5G)の無線方式であるNR方式で音声通話を実現するVoNR (Voice over NR)を導入することが分かった。

Companhia de Telecomunicacoes de Macauは第196号行政長官指示に基づき5Gの免許を取得した。

5Gの免許は2022年11月8日に効力が発生しており、有効期間は8年間となっている。

第196号行政長官指示の付録にはCompanhia de Telecomunicacoes de Macauがマカオ特別行政区に提出した5Gの整備計画を掲載している。

2027年12月末までの5Gに関する設備投資額は10億2,120万マカオパタカ(約185億6,095万円)である。

コアネットワークはマカオ半島とタイパの2か所に設置する。

5Gの無線方式はNR方式を導入することが決定している。

NR方式の無線アクセスネットワーク(RAN)構成はスタンドアローン(SA)構成のOption 2およびノンスタンドアローン(NSA)構成のOption 3xで運用することになった。

音声通話はNSA構成のOption 3xではアンカーバンドとして機能する第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式で音声通話を実現するVoLTE (Voice over LTE)を利用する。

SA構成のOption 2ではVoNRもしくはVoLTEに切り替えるEPSフォールバックを導入できるが、NR方式の導入と同時にVoNRも導入するという。

FDDとTDDの周波数を組み合わせて5Gを整備する計画である。

屋外の基地局数は2023年12月末までに344局、2024年12月末までに366局、2025年12月末までに389局、2026年12月末までに400局、2027年12月末までに412局、屋内の基地局数は2023年12月末までに171局、2024年12月末までに182局、2025年12月末までに193局、2026年12月末までに198局、2027年12月末までに203局を開設する。

屋外の面積カバー率は2023年12月末までに99%以上を実現する計画で、2027年12月末時点でも99%以上と案内している。

Companhia de Telecomunicacoes de Macauは2022年11月14日にマカオ特別行政区の移動体通信事業者としては初めて5Gを商用化する予定である。

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