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サムスン電子、NTTドコモに3.7GHz帯と4.5GHz帯の5G無線装置も供給へ



韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)はNTT DOCOMOに対して3.7GHz帯および4.5GHz帯の周波数に対応した第5世代移動通信システム(5G)の基地局を構成する無線装置を供給することが分かった。

Samsung Electronicsは2021年3月にNTT DOCOMOと締結した契約に基づき3.4GHz帯の周波数に対応した5Gの無線装置を供給しているが、新たに3.7GHz帯、4.5GHz帯、28GHz帯の周波数に対応した5Gの無線装置も供給すると案内している。

NTT DOCOMOに対する5Gの無線装置の供給の拡大に関しては韓国語と英語で報道発表資料を公開しているが、韓国語版と英語版では開示した情報が異なる。

最初に公開した韓国語版では新たに5G向け周波数に対応した5Gの無線装置を供給することと、新たに供給する5Gの無線装置には28GHz帯の周波数に対応した軽量で小型の無線装置が含まれることを記載していた。

遅れて公開した英語版では3.4GHz帯の周波数に対応した5Gの無線装置を供給しているが、新たに3.7GHz帯、4.5GHz帯、28GHz帯の周波数に対応した5Gの無線装置を供給することを明確化している。

韓国語版では記載していないが、英語版では3.4GHz帯の周波数に対応した5Gの無線装置の供給を開始していることと、3.7GHz帯および4.5GHz帯の周波数に対応した5Gの無線装置を供給することも分かる。

NTT DOCOMOが確保した3.4GHz帯と3.5GHz帯は連続しており、一部の地域では3.4-3.5GHz帯として一体運用する。

3.4GHz帯と3.4-3.5GHz帯ともに基地局装置の名称は3.4GHz帯の基地局装置を意味する3.4G基地局装置であるため、3.4-3.5GHz帯も3.4GHz帯として扱っている。

Samsung ElectronicsがNTT DOCOMOに供給を開始した3.4GHz帯の周波数に対応した5Gの無線装置も3.4-3.5GHz帯に対応している。

3.4GHz帯は第4世代移動通信システムの普及のための特定基地局の開設計画、3.5GHz帯は第4世代移動通信システムの導入のための特定基地局の開設計画、3.7GHz帯、4.5GHz帯、28GHz帯は第5世代移動通信システムの導入のための特定基地局の開設計画の認定に伴い割当した。

そのため、3.4GHz帯と3.5GHz帯は第4世代移動通信システム(4G)向け周波数で、3.7GHz帯、4.5GHz帯、28GHz帯は5G向け周波数となる。

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