NTTドコモ向けWi-Fi STATION SH-54CがFCC通過
- 2022年12月07日
- docomo-SHARP
NTT DOCOMO向けと思われるSHARP製のNR/LTE/W-CDMA端末「APYHRO00322」が2022年12月6日付けで米国(アメリカ)の連邦通信委員会(Federal Communications Commission:FCC)の認証を通過した。
FCC IDはAPYHRO00322である。
携帯通信網はLTE (FDD) B5/B12, LTE (TDD) B38/B41, W-CDMA Vで認証を受けている。
無線LANにも対応しており、周波数は2.4GHz帯に限定して通過している。
FCCではFCC IDを型番に相当する機器名称として使用しており、実際にはFCC IDとは異なる型番が存在する。
製品名はMobile Routerと記載されているため、モバイル無線LANルータとなることが分かる。
米国の政府機関であるFCCでは原則として米国で利用できる周波数に限り認証を行うため、日本で利用できる周波数の特定は難しいが、米国で利用できる国際ローミング向け周波数の傾向から販売元の移動体通信事業者(MNO)を推測できる場合がある。
国際ローミング向け周波数の傾向からAPYHRO00322はNTT DOCOMO向けと推測できる。
NTT DOCOMOはSHARP製のモバイル無線LANルータとしてWi-Fi STATION SH-54Cを発表しており、APYHRO00322はWi-Fi STATION SH-54Cに該当すると思われる。
FCCでは無線LANは2.4GHz帯の周波数で通過したが、実際には2.4GHz帯に加えて5GHz帯の無線LANにも対応している。
5GHz帯の無線LANではFCCで通過していないため、米国では利用できないことになる。
Wi-Fi STATION SH-54Cは第5世代移動通信システム(5G)に対応したモバイル無線LANルータで、NTT DOCOMOより正式に発表されている。
NTT DOCOMOのモバイル無線LANルータとしては史上最速の下り最大4.9Gbps/上り最大1.1Gbpsを実現する。
2023年1月以降に発売する予定である。
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