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ソフトバンクが2GHz帯の5Gに対応した基地局の技適を取得



総務省(Ministry of Internal Affairs and Communications:MIC)は電波法に基づく技術基準適合証明や工事設計認証などを受けた機器の情報を更新した。

SoftBank Corp.がTelecom Engineering Center (TELEC)を通じて2022年11月29日付けで基地局「SBERS2203B1 T02」および「SBERS2203B1 T02 s」の工事設計認証を取得したことが分かった。

いずれも証明規則第2条第11号の20に規定する特定無線設備と証明規則第2条第11号の33に規定する特定無線設備で工事設計認証を受けている。

それぞれLTE用基地局等とFDD-5G-NR用基地局に該当するため、第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式および第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に対応した基地局であることが分かる。

周波数は2GHz帯、帯域幅は15MHz幅もしくは20MHz幅で動作する。

LTE BandはBand 1、NR BandはFR1のn1となる。

LTE方式とNR方式に対応するほか、2GHz帯ではDSSを標準化しているため、LTE方式とNR方式で動的に周波数を共有するダイナミックスペクトラムシェアリング(DSS)の実装も可能である。

SoftBank Corp.が割当を受けた2GHz帯で動作するため、SoftBank Corp.の2GHz帯に対応した4Gおよび5Gの基地局と判断できる。

機器名称から無線装置のベンダはスウェーデンのEricssonで、無線装置はRadio 2203であることも分かる。

これまでに、Ericssonの日本法人であるEricsson Japanが認証取扱業者としてSoftBank Corp.の周波数で動作するn1の基地局の工事設計認証を取得しているが、SoftBank Corp.は初めて認証取扱業者としてn1の基地局の工事設計認証を取得したことになる。

SoftBank Corp.は2GHz帯で20MHz幅の割当を受けている。

15MHz幅をLTE方式で利用しており、5MHz幅は第3世代移動通信システム(3G)のW-CDMA方式に残しているが、2024年1月31日にW-CDMA方式を終了することが決定している。

2GHz帯ではDSSを適用してNR方式を導入する計画で、W-CDMA方式を終了後は20MHz幅に拡張すると考えられる。

総務省

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