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レバノンが二重時間状態に、携帯電話事業者は時刻の手動設定を案内



レバノンの移動体通信事業者(MNO)各社は夏時間(サマータイム)の適用に係る問題を受けてスマートフォンをはじめとする携帯端末の時刻を手動で設定するよう案内した。

レバノンでは標準時として東欧州時間(東ヨーロッパ時間)を採用しているが、毎年3月の最終日曜日から毎年10月の最終日曜日までは夏時間として東欧州夏時間(東ヨーロッパ夏時間)を使用する。

本来の予定では2023年3月26日に夏時間の適用を開始するが、レバノンの暫定首相は直前の2023年3月23日に夏時間の適用の開始を2023年4月21日へ延期することを一方的に発表している。

多くの事業体が夏時間の適用時期の延期に関して事前の通知を受けておらず、レバノンで影響力を有するマロン派教会は国際基準の協議や考慮がないとして暫定首相の決定を無視すると表明した。

夏時間の適用時期の延期はラマダン期間と関連することから、マロン派の反発を招いているほか、一部の暫定大臣は暫定首相の決定に撤回を求めるなど政府内でも対応が分かれている。

さらに複数の報道機関を含めた主要な民間の事業体では暫定首相の決定を無視して2023年3月26日より夏時間を適用している事例も少なくない。

レバノンは事実上の二重時間状態にあり、レバノンで唯一の国際空港で山岳レバノン県に位置するベイルート-ラフィク・ハリリ国際空港(BEY)では東欧州時間と東欧州夏時間の両方を掲示する状況となっている。

携帯端末では2023年3月26日から自動的に東欧州夏時間が適用される場合があるため、移動体通信事業者各社はSMSで携帯端末の時刻を自動で調整するように設定している場合は手動で設定するよう求めている。

レバノンで加入件数を基準に最大手の移動体通信事業者でtouchとして事業を行うMobile interim company no.2 (MIC2)は複数のSNSでも公式アカウントを通じて時刻の設定に関して案内している。

2023年3月25日の23時59分までに設定を変更するよう求めるとともに、OSごとにスマートフォンで設定を変更するための方法も公開した。

レバノンの移動体通信事業者各社は自動で夏時間に切り替わることを防ぐよう設定の変更を求めたことになる。

そのため、レバノンの移動体通信事業者各社は夏時間の適用時期の延期に合わせる意向であることが分かる。

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