香港特別行政区で5Gの加入件数が500万件に
- 2023年07月31日
- 海外携帯電話
香港特別行政区の政府機関で電気通信分野の規制を司る通訊事務管理局(Communications Authority:CA)は香港特別行政区の無線通信に関する統計資料を公表した。
通訊事務管理局は香港特別行政区の無線通信に関する統計資料は毎月公表しており、2023年3月末時点の情報が判明している。
事実上、2023年第1四半期末時点の情報である。
香港特別行政区の携帯通信サービスの加入件数は2,160万7,687件となった。
加入件数は契約種別ごとの内訳も掲載している。
支払方式別ではポストペイド回線は961万975件で、プリペイド回線は1,199万6,712件となっている。
占有率はポストペイド回線が約44.5%で、プリペイド回線が約55.5%となる。
通信世代別では第3世代移動通信システム(3G)は79万5,396件、第4世代移動通信システム(4G)は1,569万5,475件、第5世代移動通信システム(5G)は509万7,607件となった。
第2世代移動通信システム(2G)は掲載していないが、2Gの加入件数は1万9,209件と分かる。
2Gは約0.1%、3Gは約3.7%、4Gは約72.6%、5Gは約23.6%を占めている。
5Gの加入件数は2023年2月末時点で482万7,944件であるため、2023年3月に500万件を上回った。
香港特別行政区で最初に5Gを導入した移動体通信事業者(MNO)は2020年4月1日に5Gを商用化した。
そのため、5Gの導入から3年弱の期間で5Gの加入件数が500万件に達したことになる。
これまでに、香港特別行政区では4社の移動体通信事業者が5Gを導入している。
China Mobile Hong Kong (中国移動香港)、Hong Kong Telecommunications (HKT)、Hutchison Telephone (和記電話)の3社が2020年4月1日に5Gを商用化、SmarTone Mobile Communications (数碼通電訊)の1社が2020年5月26日に5Gを商用化した。
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