北朝鮮のPyongyang TouchはALCATEL ONETOUCH T’POPがベース
- 2014年04月10日
- Android関連
朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮)で販売されているスマートフォン「Pyongyang Touch」は中国のHuizhou TCL Mobile Communication (恵州TCL移動通信)が開発したALCATEL ONETOUCH T’POPがベースであることが分かった。
平壌にあるkoryolinkの本社併設販売店で見たスマートフォンがTelecom NZで販売されているTelecom T4010と似ている印象を受けており、改めて公開されたPyongyang Touchと比べるとベースのスマートフォンは同じであることを確信した。
ベースのスマートフォンは中国のHuizhou TCL Mobile Communicationが開発したALCATEL ONETOUCH T’POPである。
ALCATEL ONETOUCH T’POPは欧米を中心にALCATEL ONETOUCHブランドで展開されていた。
OSにはAndroid 2.3.6 Gingerbread Versionを採用する。
チップセットはMediaTek MT6575を搭載している。
CPUはシングルコアで動作周波数が1GHzとなっている。
ディスプレイは約3.5インチHVGA(320*480)液晶を搭載している。
カメラはリアに約320万画素CMOSイメージセンサを備える。
通信方式はW-CDMA/GSM方式に対応しているが、北朝鮮版はW-CDMA方式のみとなる可能性もある。
Bluetooth 4.0や無線LAN IEEE 802.11 b/g/n (2.4GHz)にも対応するが、無線LAN通信は北朝鮮版では削除されていると思われる。
システムメモリの容量は256MBで、内蔵ストレージの容量は512MBである。
電池パックはリチウムイオン電池で、容量は1400mAhとなっている。
デザインはALCATEL V875とも似ているが、OSのバージョンが異なっている。
Pyongyang Touchは低スペックであるために低価格での販売が可能となり、Arirang AS1201に手が届かないような若年層からの支持を得ている模様である。
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