シャープ、ローカル5Gシステムを開発
- 2023年10月09日
- Local 5G
SHARP CORPORATIONはローカル5Gシステムを開発したと発表した。
ローカル5Gシステムとして設計から基地局および端末を含めた機器の設置、メンテナンスまでワンストップで行う。
基地局は無線方式として第5世代移動通信システム(5G)のNR方式に対応している。
無線アクセスネットワーク(RAN)構成はNR方式が単独で動作するスタンドアローン(SA)構成のOption 2となる。
周波数および帯域幅は4800~4900MHzの100MHz幅である。
NR BandはFR1のn79として運用することになる。
下りの4×4 MIMOおよび上りの2×2 MIMOに対応しており、無線区間の通信速度の理論値は下り最大1.7Gbps/上り最大290Mbpsとなる。
基地局を構成する機器にはコアネットワーク、制御装置、無線装置が含まれる。
コアネットワークは5G向けの5GCである。
無線装置と制御装置はそれぞれ独立した機器で提供する。
無線装置には屋外用と屋内用を用意しており、ローカル5Gを整備する場所に応じて柔軟に選択できる。
端末には据置型と可搬型を用意している。
可搬型の端末はIP67に準拠した防水および防塵や耐衝撃なども備える。
SHARP CORPORATIONはローカル5Gシステムの開発に伴いローカル5Gに関連した事業に本格的に参入するという。
ローカル5Gシステムは2023年12月以降に販売を開始する予定である。
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