ナミビアのCRAN、3社に5G免許を交付
- 2023年11月04日
- 海外携帯電話
ナミビアの政府機関で電気通信分野などの規制を司るナミビア通信規制局(Communications Regulatory Authority of Namibia:CRAN)は第5世代移動通信システム(5G)の免許を発給したことが分かった。
ナミビア通信規制局は第4世代移動通信システム(4G)および5G向け周波数の割当と同時に5Gの免許も発給することになった。
5Gの免許は有効期間が10年間である。
対象の周波数は700MHz帯および800MHz帯である。
4Gもしくは5Gを導入するよう指定しているため、事実上の4Gおよび5G向け周波数となる。
下りの通信速度は20Mbps以上を確保したうえで、指定の6地域では4Gの人口カバー率を80%以上とすることも義務付けている。
ナミビアの移動体通信事業者(MNO)でMTCとして携帯通信事業を行うMobile Telecommunications、Telecom Namibia、Loc8 Mobileの3社が4Gおよび5G向け周波数の取得と同時に5Gの免許の交付も受けた。
Mobile Telecommunicationsは800万ナミビアドル(約6,448万円)で800MHz帯の20MHz幅*2、Telecom Namibiaは1,540万ナミビアドル(約1億2,412万円)で700MHz帯の10MHz幅*2と800MHz帯の10MHz幅*2、Loc8 Mobileは510万ナミビアドル(約4,111万円)で700MHz帯の20MHz幅*2を取得している。
各社とも取得した帯域幅は20MHz幅*2となっている。
バンド番号は4GのLTE方式を導入する場合に700MHz帯がBand 28、800MHz帯がBand 20となる。
5GのNR方式を導入する場合に700MHz帯がFR1のn28、800MHz帯がFR1のn20として運用できる。
5Gの免許を取得した3社に対しては2023年12月31日まで試験的な5Gの展開を認めている。
5Gの商用化は2024年1月1日以降となる予定である。
スポンサーリンク