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米SpaceXがDirect to Cell対応の衛星を12月29日に打ち上げ、KDDIも採用する携帯端末と直接通信



米国(アメリカ)のSpace Exploration TechnologiesはDirect to Cellの機能を備えた最初の衛星を2023年12月29日に打ち上げると発表した。

SpaceXとして事業を行うSpace Exploration TechnologiesはStarlinkの衛星を設計および運用している。

2023年12月29日に米国のカリフォルニア州に所在するヴァンデンバーグ宇宙軍基地からFalcon 9ロケットを打ち上げ、21機の新型のStarlinkの衛星を軌道に投入する計画である。

21機の新型のStarlinkの衛星には6機のDirect to Cellの機能を備えた衛星が含まれている。

初めてDirect to Cellの機能を備えた衛星を打ち上げることになる。

Space Exploration Technologiesは衛星と携帯端末の直接通信をDirect to Cellとして展開する。

これまでに、世界の複数の移動体通信事業者(MNO)とDirect to Cellの採用で合意している。

合意の順に米国のT-Mobile USA、スイスのSalt Mobile、ニュージーランドのOne New Zealand Group、カナダのRogers Communications、豪州(オーストラリア)のOptus Mobile、日本のKDDI、チリのEntel PCS TelecomunicacionesがDirect to Cellを採用する計画である。

日本の移動体通信事業者としてはKDDIがDirect to Cellを採用することが分かる。

サービスリンクには標準の携帯通信技術を用いるため、既存の携帯端末で衛星と直接通信できる。

当初はサービスリンクには第4世代移動通信システム(4G)のLTE方式を採用することが決定している。

Direct to Cellは2024年に商用化する計画で、最初はSMSに限り提供する。

2025年には音声通話およびデータ通信にも対応する予定である。

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