イスラエルの携帯電話事業者Pelephoneが5G向けにミリ波を取得

Tweet

イスラエルの移動体通信事業者(MNO)であるPelephone Communicationsは第5世代移動通信システム(5G)向けの周波数として26GHz帯を取得したことが分かった。

イスラエルのBezeq – The Israle Telecommunications Corp.は同社の子会社であるPelephone Communicationsから同社が26GHz帯を取得した事実の通知を受けたと開示している。

Pelephone Communicationsは416万イスラエル新シェケル(約1億6,146万円)で26GHz帯を取得した。

帯域幅は800MHz幅となっている。

周波数の有効期間は10年間である。

5Gの整備で26GHz帯を活用すると説明している。

26GHz帯は準ミリ波の周波数となるが、携帯通信分野では一般的に準ミリ波も含めてミリ波(mmWave)として扱っている。

事実上、Pelephone Communicationsは26GHz帯の取得に伴いミリ波の5Gを導入することになる。

26GHz帯では800MHz幅と広い帯域幅を確保したため、高速通信を実現することができる。

私用の通信網や特に高速通信を必要とする高度な用途などで26GHz帯を活用する意向である。

26GHz帯で5Gを導入する時期に関しては公表していない。

5Gの無線方式は26GHz帯でもNR方式の導入が確実と考えられる。

NR BandはFR2-1のn258として運用することになると思われる。

Pelephone Communicationsは2020年9月29日にNR方式に準拠した5Gを商用化した。

サブ6GHz帯(Sub6)の周波数で5Gを整備している。

新たな周波数の取得に伴い5Gの高度化も推進する計画である。