韓国のKMW、富士通経由でDISH Wirelessに通信機器を供給開始
- 2024年02月01日
- 海外携帯電話
韓国のKMWはFujitsu (富士通)を通じて米国(アメリカ)の移動体通信事業者(MNO)であるDISH Wirelessに対して通信機器の供給を開始した。
2024年1月よりFujitsuを経由してDISH Wirelessに通信設備を供給している。
KMWは2023年4月24日付けで単一販売・供給契約締結を公示したが、単一販売・供給契約締結の変更を案内している。
変更の内容は契約金額で、当初は8,078,613,272韓国ウォン(約8億8,865万円)と開示していたが、変更後は9,153,299,786韓国ウォン(約10億686万円)となった。
変更の理由は開示していないが、供給量の拡大に伴い契約金額の変更が生じたと思われる。
契約相手はKMWの日本法人であるKMW JAPANとなっている。
KMWの直接的な納入先がKMW JAPANであるため、契約相手の名義をKMW JAPANと記載しているが、KMW JAPANに納入する通信機器はFujitsuに供給したうえで、DISH Wirelessの携帯通信網の整備で使用することも付け加えている。
事実上、Fujitsuを経由してDISH Wirelessに供給することになる。
契約の対象期間は2023年4月24日から2024年5月31日であるが、通信機器の納入は2024年1月に開始しており、2024年5月31日までに納入を完了する予定である。
対象の通信機器は自社および外部の工場で製造を行う。
通信機器の詳細も開示していないが、Fujitsuは新型の無線装置をDISH Wirelessに供給することが分かっている。
DISH Wirelessには初期からFujitsuが主力のベンダとして無線装置を供給しており、JMA Wirelessとして事業を行う米国のJohn Mezzalingua Associates製のアンテナと組み合わせていた。
しかし、FujitsuがDISH Wirelessに供給する新型の無線装置はKMW製のアンテナと組み合わせる見込みで、KMWはFujitsuにアンテナを供給すると思われる。
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