エストニアのTelia Eestiが26GHz帯でも5Gを導入
- 2024年06月06日
- 海外携帯電話
スウェーデンのTelia Companyの完全子会社でエストニアの移動体通信事業者(MNO)であるTelia Eestiは26GHz帯でも第5世代移動通信システム(5G)を導入した。
26GHz帯は準ミリ波の周波数である。
携帯通信分野では一般的に準ミリ波も含めてミリ波(mmWave)の周波数として扱われる。
Telia Eestiは2023年春に26GHz帯の割当を受けた。
2023年12月末からハリュ県のキーリ村で最初の26GHz帯で運用する5Gの基地局が稼働しているという。
商用としては26GHz帯で運用する最初の5Gの基地局で、固定通信用途で26GHz帯の5Gを運用する。
26GHz帯ではカバレッジの確保が困難で、基地局数や商用の端末も少ないため、当初は対象の世帯数を限定して26GHz帯の5Gを提供する計画である。
対象の世帯数は最大でも10世帯となる見込みである。
Telia Eestiは2020年11月10日に5Gを商用化した。
エストニアでは最初に5Gを商用化した移動体通信事業者となった。
5Gの無線方式はNR方式を採用しており、当初は2.1GHz帯の周波数で運用していたが、700MHz帯および3.5GHz帯も追加している。
700MHz帯および2.1GHz帯ではカバレッジを確保しており、3.5GHz帯では高速通信を実現する。
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