日本向けのGalaxy S24、ミリ波5Gは非対応に
- 2024年04月03日
- Android関連, docomo-SAMSUNG, KDDI-SAMSUNG
韓国のSamsung Electronics (サムスン電子)の日本法人であるSamsung Electronics Japan (サムスン電子ジャパン)はスマートフォン「Galaxy S24」を日本向けに発表した。
日本ではNTT DOCOMOがGalaxy S24 SC-51E、KDDIおよび同社の連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone Company (沖縄セルラー電話)がauのラインナップでGalaxy S24 (SCG25)、Samsung Electronics JapanがSIMフリーモデルとして公開市場(オープンマーケット)向けにGalaxy S24 (SM-S921Q)を販売する。
日本向けのGalaxy Sシリーズの標準モデルは第5世代移動通信システム(5G)の無線方式であるNR方式の周波数としてGalaxy S22よりミリ波(mmWave)の周波数を中心に定義されたFR2-1のNR Bandにも対応したが、Galaxy S24ではFR2-1のNR Bandには再び非対応となった。
FR2-1のNR Bandに非対応となるため、当然ながらサブ6GHz帯(Sub6)の周波数を中心に定義されたFR1のNR BandとFR2-1のNR Bandで同時通信するNRデュアルコネクティビティ(NR-DC)も利用できない。
日本向けのGalaxy S24ではFR2-1のNR BandやNR-DCに非対応としたことで、先代機種からは通信速度の理論値が低下した。
Galaxy S24 SC-51Eの通信速度の理論値はNTT DOCOMOの携帯通信網で下り最大4.2Gbps/上り最大218Mbpsである。
Galaxy S22 SC-51CおよびGalaxy S23 SC-51Dの下り最大4.9Gbps/上り最大1Gbpsから低下したことが分かる。
Galaxy S24 (SCG25)の通信速度の理論値はKDDIの携帯通信網で下り最大4.1Gbps/上り最大218Mbpsとなる。
Galaxy S22 SCG13およびGalaxy S23 SCG19の下り最大4.9Gbps/上り最大954Mbpsから低下している。
FR2-1のNR Bandを利用できるエリアは極めて限定的であるため、コストや実用面などを総合的に考慮して日本向けのGalaxy S24ではFR2-1のNR Bandに非対応とすることで決定したと思われる。
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