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ベトナム政府が2Gの終了を延期、台風ヤギの影響で



ベトナムの政府機関で電気通信分野などの規制を司る情報通信省(Ministry of Information and Communications:MIC)は第2世代移動通信システム(2G)の終了を延期することが分かった。

ベトナムでは複数の移動体通信事業者(MNO)が900MHz帯や1.8GHz帯の周波数で2GとしてGSM方式を導入および運用している。

しかし、情報通信省は2024年4月30日付けの通達で1.8GHz帯、2024年5月10日付けの通達で900MHz帯を対象として有効期間の満了後に南沙諸島および西沙諸島を除くベトナム全土で再利用を認めないと規定しており、事実上の2Gの終了を求めた。

通達は2024年9月16日に発効するため、ベトナムの移動体通信事業者は2024年9月15日を2Gの最終提供日として2024年9月16日には停波する必要が生じたが、情報通信省は2024年10月15日の終了まで通達の効力の発生を停止することになった。

事実上、2Gの終了は2024年9月15日から2024年10月15日に1か月の延期となった。

ベトナム政府は南沙諸島および西沙諸島の領有権を主張しているため、通達にはベトナム政府の法的立場に基づき南沙諸島および西沙諸島を記載しているが、西沙諸島は実効支配しておらず、ベトナムの移動体通信事業者が整備したエリアはない。

ベトナムでは北部を中心に2024年台風3号の影響で甚大な被害が発生しており、携帯端末の買い替えに困難な状況や連絡手段の確保を考慮して2Gの終了の延期を決定した。

なお、2024年台風3号はベトナム名で、アジア名はTyphoon YAGI 2024、日本名は令和6年台風第11号である。

台風のアジア名はマカオ特別行政区に本部が所在する台風委員会(Typhoon Committee)が台風委員会に加盟する国と地域が提案した固有の名前をもとに決定しており、YAGIは日本から提案された。

アジア名は一巡後に繰り返し使用するが、甚大な被害を与えたアジア名は廃止および変更となる場合がある。

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