KDDI、豪州でau世界サービスを利用しづらい状態の発生を案内
- 2024年11月11日
- KDDI-総合
KDDI CORPORATIONは同社が展開するauの携帯通信サービスで提供する国際ローミングのau世界サービスを豪州(オーストラリア)で利用しづらい状態が発生していることを案内した。
豪州で国際ローミングを利用する加入者の一部で音声通話、SMS、データ通信を利用しづらい状態が発生しているという。
原因は調査中となっている。
事前に国際ローミングの利用を日本国内で予約しても豪州で利用できない場合がある。
豪州では2024年10月28日をもって第3世代移動通信システム(3G)の提供を終了しており、VoLTEローミングに非対応の機種では利用できないことも付け加えている。
なお、正確には豪州では国際ローミングの対象となる移動体通信事業者(MNO)であるOptus Mobileが2024年10月27日をもって3Gの提供を終了しており、2024年10月28日より3Gの停波を進めている。
これまでに、Optus Mobileは第2世代移動通信システム(2G)の提供も終了した。
そのため、2024年10月28日以降は原則として国際ローミングでは第4世代移動通信システム(4G)に限り利用できることになる。
音声通話は完全に4GのLTE方式で行うVoice over LTE (VoLTE)を利用することから、VoLTEローミングに非対応の機種では利用できないと案内している。
KDDI CORPORATIONのほかにNTT DOCOMOも豪州で国際ローミングの問題が発生していることを案内しており、NTT DOCOMOではVoLTEおよび4Gの700MHz帯に対応した機種を利用するよう求めている。
Optus Mobileを含めた豪州の移動体通信事業者は700MHz帯でBand 28としてLTE方式を運用しており、4Gの700MHz帯はBand 28を意味する。
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