ベトナムのViettel Group、自社製5G基地局を商用導入
- 2024年11月14日
- 海外携帯電話
ベトナムのViettel Group (軍隊工業通信グループ)の支店でベトナムの移動体通信事業者(MNO)であるViettel Telecom Corporation – Branch of Viettel Groupは商用の第5世代移動通信システム(5G)でViettel Groupの支店でベトナムのViettel High Technology Corporation – Branch of Viettel Groupが開発した基地局を導入したことが分かった。
Viettel Telecom Corporation – Branch of Viettel Groupは2024年10月15日に5Gを商用化した。
当初、5Gの基地局を構成する無線装置のベンダとしてはスウェーデンのEricssonおよびフィンランドのNokia Solutions and Networksを選定したことが判明していた。
Ericssonは同社の無線装置をベトナムの首都・ハノイ市を含めたベトナムの北部および中部で展開する計画で、無線装置の占有率で過半数を確保したことも発表しており、最大のベンダはEricssonと分かる。
他方、Nokia Solutions and Networksは同社の無線装置を22の第一級行政区で展開する計画を発表した。
参考までに、ベトナムは5の中央直属市と58の省、合計で63の第一級行政区で構成する。
EricssonおよびNokia Solutions and Networksの発表からEricssonの無線装置はベトナムの北部および中部、Nokia Solutions and Networksの無線装置はベトナムの南部で展開すると考えられる。
しかし、2024年11月13日からは新たにViettel High Technology Corporation – Branch of Viettel Groupの無線装置も商用で運用を開始しており、初期はハノイ市とハナム省で展開している。
ハナム省はハノイ市の南側に隣接する北部の省である。
ハノイ市およびハナム省は基本的にEricssonの無線装置を展開するエリアであるが、一部でViettel High Technology Corporation – Branch of Viettel Groupの無線装置も導入したと思われる。
なお、Viettel Telecom Corporation – Branch of Viettel GroupおよびViettel High Technology Corporation – Branch of Viettel GroupはともにViettel Groupの支店で、いずれも法人格はない。
実質的にViettel Telecom Corporation – Branch of Viettel Groupは内製の基地局を導入したことになる。
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