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ベトナムのViettel Telecom、東南アジア初のOpen RAN導入



ベトナムのViettel Group (軍隊工業通信グループ)の支店でベトナムの移動体通信事業者(MNO)であるViettel Telecom Corporation – Branch of Viettel GroupはOpen RANを導入した。

Viettel Telecom Corporation – Branch of Viettel Groupは2024年10月15日に第5世代移動通信システム(5G)を商用化しており、基地局を構成する無線装置はスウェーデンのEricssonおよびフィンランドのNokia Solutions and Networksから調達して使い分けている。

しかし、2024年11月13日からはViettel Groupの支店でベトナムのViettel High Technology Corporation – Branch of Viettel Groupから調達した無線装置の運用も開始している。

Viettel High Technology Corporation – Branch of Viettel Groupの無線装置は米国(アメリカ)のQualcomm TechnologiesのQualcomm QRU100 5G RAN Platformをベースに開発しており、フロントホール仕様はOpen RANの仕様策定を推進する標準化団体でドイツに本部が所在するO-RAN ALLIANCEで策定したO-RANフロントホール仕様に準拠する。

Qualcomm QRU100 5G RAN PlatformをベースとするO-RANフロントホール仕様に準拠した無線装置を商用で展開する世界初の事例となった。

同時にViettel Telecom Corporation – Branch of Viettel Groupは商用でOpen RANに対応した無線装置の展開を開始したことにもなる。

これまでに、東南アジアではフィリピン、カンボジア、タイ、シンガポール、インドネシアでOpen RANの試験の実績もしくは計画があるが、商用でOpen RANを展開した実績はない。

そのため、Viettel Telecom Corporation – Branch of Viettel Groupは東南アジアでは最初に商用でOpen RANを導入したことになる。

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