ベトナム公安省傘下のGmobileが自社網を停波、MVNOに転換
- 2025年04月13日
- 海外携帯電話

ベトナムのGmobileとして携帯通信事業を行うGtel – Mobileは携帯通信網を停波したことが分かった。
Gtel – Mobileは移動体通信事業者(MNO)として第2世代移動通信システム(2G)のGSM方式を整備したが、ベトナムで電気通信分野などの規制を司る政府機関として存在した情報通信省(Ministry of Information and Communications:MIC)が原則として2Gを終了する計画を定めた。
情報通信省の計画に従い2024年10月15日をもって2Gの提供を終了して携帯通信網の運用を終了した。
2Gでは競争力を確保できないため、第4世代移動通信システム(4G)を提供する目的で2022年6月17日からベトナムの移動体通信事業者であるVietnamobile Telecommunications、2023年9月22日からベトナムの移動体通信事業者であるVNPT VinaPhone Corporationの回線を利用した仮想移動体通信事業者(MVNO)としても携帯通信サービスを提供している。
VNPT VinaPhone Corporationとの協力は継続するが、Vietnamobile Telecommunicationsとの協力は終了してベトナムの移動体通信事業者であるMobiFone Corporationに切り替え、2024年3月2日から2024年6月30日までMobiFone Corporationに移行する手続きを受け付けた。
そのため、移動体通信事業者としての携帯通信事業を終了後はVNPT VinaPhone CorporationもしくはMobiFone Corporationの携帯通信網を利用した仮想移動体通信事業者として携帯通信事業を継続することになった。
なお、Gtel – MobileはベトナムのGlobal Technology – Telecommunications Corporationの完全子会社である。
Global Technology – Telecommunications Corporationはベトナムの政府機関である公安省(Ministry of Public Security:MPS)が所有している。
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