ソフトバンク、Apple C1を搭載したiPhone 16eの通信速度を公開
- 2025年02月26日
- SoftBank-Apple

SoftBank Corp.は米国(アメリカ)のApple製のスマートフォン「iPhone 16e」の通信速度を公開した。
iPhone 16eはAppleが開発した最初の通信モデムであるApple C1を初めて採用した商用のスマートフォンである。
SoftBank Corp.は同社の携帯通信網で実現するiPhone 16eの通信速度の理論値を掲載している。
第5世代移動通信システム(5G)ではノンスタンドアローン(NSA)構成で下り最大2.4Gbps/上り最大159Mbps、スタンドアローン(SA)構成で下り最大2.3Gbps/上り最大113Mbpsとなる。
第4世代移動通信システム(4G)では下り最大838Mbps/上り最大46Mbpsとなっている。
5GのNSA構成は5Gの無線方式であるNR方式と4Gの無線方式であるLTE方式が連携して動作する無線アクセスネットワーク(RAN)構成で、E-UTRA-NRデュアルコネクティビティ(EN-DC)を適用してNR方式とLTE方式で同時通信するため、公表値はNR方式とLTE方式の通信速度を合算した数値である。
5GのSA構成はNR方式が単独で動作するRAN構成で、1搬送波では下り最大2.3Gbpsを実現できないため、NR方式では下りのキャリアアグリゲーション(CA)に対応することになる。
上りの2×2 MIMOに対応した機種では1搬送波で上り最大226Mbpsを実現することから、上りはSISOとなる。
4Gの下り最大838MbpsはCA_41C-42Cの組み合わせで4コンポーネント・キャリア・キャリアアグリゲーション(4CC CA)で実現すると思われる。
SoftBank Corp.はFDDのLTE方式をSoftBank 4G LTE、TDDのLTE方式をSoftBank 4Gとして展開しており、下り最大838MbpsはSoftBank 4Gで実現するほか、過去にはCA_3A-41C-42Cの組み合わせで下り最大988Mbpsとなることも公表している。
CA_3A-41C-42CからB3を差し引くと下り最大838Mbpsとなるため、TDDのCA_41C-42Cで下り最大838Mbpsを実現すると推測できる。
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