OREX SAIとStarHub、シンガポールでOpen RAN商用展開へ覚書を締結

NTT DOCOMOの子会社であるOREX SAIおよびシンガポールのNTT DOCOMO AsiaはシンガポールのStarHubとシンガポールでOpen RANを商用展開するために覚書を締結したと発表した。
シンガポールで第4世代移動通信システム(4G)および第5世代移動通信システム(5G)の両方に商用のOpen RANソリューションを共同で展開するためのパートナーシップを締結したという。
新たに締結したパートナーシップは2024年8月に成功したOpen RANのトライアルに続くOpen RANの商用展開に向けた具体的なステップと説明している。
パートナーシップの主な目的はプライベートネットワーク向けOpen RANソリューションの展開、公衆携帯通信網向けOpen RANの商用展開、シームレスな運用統合、デジタルサービスの開発となっている。
プライベートネットワーク向けOpen RANソリューションの展開はシンガポールを含むアジア地域の法人顧客を対象としてStarHubのクラウドAIプラットフォームであるCloud Infinityと連携するプライベート5G向けOpen RANソリューションの開発および販売に取り組む計画である。
公衆携帯通信網向けOpen RANの商用展開は4Gおよび5Gの公衆携帯通信網でOREX SAIのソリューション構成に基づくOpen RANの商用展開に取り組むという。
なお、OREX SAIはNTT DOCOMOとNEC Corporation (日本電気)の合弁会社として設立した。
出資比率はNTT DOCOMOが66%で、NEC Corporationが34%であるため、NTT DOCOMOの子会社となる。
StarHubにはNTT DOCOMOが資本参加している。
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