中国のvivoがJoviブランドでブラジル参入へ、同名事業者と混同回避
- 2025年04月10日
- Android関連

中国のvivo Mobile Communication (維沃移動通信)はブラジルのスマートフォン市場に参入する計画を公表した。
vivo Mobile Communicationは2025年後半にブラジルでスマートフォンの販売を開始する計画である。
これまでに、vivo Mobile Communicationは中南米(ラテンアメリカ)ではメキシコ、チリ、コロンビア、ペルーのスマートフォン市場に参入しているが、ようやく中南米で最大の市場規模を誇るブラジルのスマートフォン市場に参入することになった。
ブラジル国内でスマートフォンを製造することも決定している。
スマートフォンの製造ではブラジルのGBR Componentes da Amazoniaと協力する。
GBR Componentes da Amazoniaがブラジルのアマゾナス州の州都・マナウス市のマナウス自由貿易地域で開設した工場でスマートフォンを製造することになる。
輸入品に対する複雑な税制と高い税率が有名なブラジルでは輸入品の販売価格が高額となるため、多くの携帯端末メーカーが外部委託を含めてブラジル国内に製造拠点を確保しており、vivo Mobile Communicationも同様となる。
vivo Mobile Communicationはグローバルではメインブランドとしてvivoの商標、一部の国ではサブブランドとしてiQOOの商標も用いてスマートフォンを展開しているが、ブラジルではJoviの商標を用いてスマートフォンを展開する予定である。
ブラジルでは同国の移動体通信事業者(MNO)であるTelefonica BrasilがVivoとして携帯通信事業を展開している。
Telefonica Brasilはvivo Mobile Communicationとは無関係の会社であるため、vivo Mobile Communicationは混同や商標に係る法的問題の回避を目的としてブラジルではvivoの商標を使わないことを決定した。
Joviはvivo Mobile CommunicationのAIアシスタントの名称で、スマートフォンのブランドとしては初めて使うことになる。
vivo Mobile Communicationがブラジルでスマートフォンを発売する詳細な日程は改めて発表する予定である。
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