KDDIと沖縄セルラー電話、衛星直接通信のau Starlink Directを商用化
- 2025年04月11日
- KDDI-総合

KDDI CORPORATIONおよび同社の連結子会社であるOkinawa Cellular Telephone Company (沖縄セルラー電話)はau Starlink Directを商用化した。
au Starlink Directはauの携帯通信サービスで提供する標準の携帯通信技術を用いた衛星とスマートフォンを含む携帯端末の直接通信サービスである。
標準の携帯通信技術を用いた衛星と携帯端末の直接通信サービスとしては日本を含むアジアで最初に商用化した事例となる。
米国(アメリカ)のSpaceXとして事業を行うSpace Exploration Technologiesと協力しており、Space Exploration Technologiesが運用するStarlinkの衛星と携帯端末で直接通信することになる。
テキストメッセージの送受信、テキストメッセージのアプリケーションを用いた現在地の位置情報共有、緊急地震速報、津波警報、国民保護情報(Jアラート)の受信に対応する。
テキストメッセージの送受信はSMS、RCS、iMessageを利用する必要がある。
OSにAndroidを採用したスマートフォンではテキストメッセージのアプリケーションを用いたGeminiによる調べものも利用できる。
対応機種は衛星モードに対応したOSにAndroidもしくはiOSを採用したスマートフォンで、最新のソフトウェアにアップデートを適用してから利用するよう求めている。
近日対応予定も含めて2025年4月10日時点では50機種が対応しており、将来的には対応機種を順次拡大する。
エリアは領海を含む日本全土で、auの第4世代移動通信システム(4G)や第5世代移動通信システム(5G)のエリア外かつ空が見える環境であることが利用できる条件となる。
申し込みは不要かつ料金は当面無料で、変更時には案内するという。
サービスリンクには標準の携帯通信技術で4Gの無線方式であるLTE方式を採用している。
周波数はKDDI CORPORATIONおよびOkinawa Cellular Telephone Companyが割当を受けた2GHz帯を活用しており、バンド番号はBand 1である。
記載の情報は2025年4月11日時点の情報で、最新の情報は必ず公式ウェブサイトを確認されたい。
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