北朝鮮のアリラン、元山市の観光地区で開業時の出店を見送り
- 2025年07月12日
- DPRK

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)のArirang IT Exchange Company (アリラン情報技術交流社)は同国の江原道の道都・元山市で開業した観光地区における出店の計画を変更したことが分かった。
元山市で開業した観光地区は元山葛麻海岸観光地区である。
開業日は2025年7月1日で、最初は国内からの旅客を受け入れるが、将来的には外国からの旅客も受け入れる。
当初、Arirang IT Exchange Companyは元山葛麻海岸観光地区の開業に合わせて商業奉仕の区分で店名をアリラン情報技術製品商店として出店を計画していた。
しかし、開業時点では出店しておらず、少なくとも開業時点では当初の計画を変更して出店を見送った。
なお、外国の旅客も想定した観光地区であることから、店名には英字表記も用意されている。
アリラン情報技術製品商店の英字表記はArirang IT Shopを採用した。
Arirang IT Exchange Companyは朝鮮民主主義人民共和国の5月11日工場(May 11 Factory)が出荷するArirang (アリラン)の商標を付した製品の販売事業者として機能する会社である。
Arirangの商標を付した製品はスマートフォンを含む携帯端末やテレビなど広範に展開している。
朝鮮民主主義人民共和国の情報技術製品の分野でArirangは有名なブランドで、価値が高いブランドとしても知られる。
ブランドの名称は無形文化遺産に登録された朝鮮民謡のアリラン民謡に由来する。
携帯端末事業ではスマートフォンの導入期からスマートフォンを展開しており、第4世代移動通信システム(4G)に対応したスマートフォンも早期に製品化した実績がある。
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