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Google Nexus 4 レビュー FOMAプラスエリア検証編



LG Electronics製のW-CDMA/GSM端末「Google Nexus 4 (LG-E960)」を入手したので数回に渡ってレビューを行っている。
第7回目となる今回はFOMAプラスエリアの検証結果を報告する。
Nexus 4は公式のスペックシート上ではW-CDMA 2100(I)/1900(II)/1700(IV)/900(VIII)/850(V) MHzとGSM 1900/1800/900/850 MHzに対応していると記載されている。
余談であるが、公式のスペックシート上ではLTE 1700(B4) MHzには非対応であるものの隠しコマンドを用いて携帯電話情報よりネットワークモードをLTE onlyに変更すると接続可能であることが判明している。
ネットワークモードをLTE onlyに設定したNexus 4をNTT DOCOMOのLTE 2100(B1) MHzのエリアに持ち込んだところ、電波を失ってしまったのでLTE 2100(B1) MHzには非対応であることが分かる。
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LTE onlyにするとネットワークを検出しないので、LTE 2100(B1) MHz以外の日本で使用されているLTEの周波数帯も非対応と思われる。
ハードウェア的にLTEはLTE 1700(B4) MHzのみに対応していることは知っていたので、妥当な結果と言えるだろう。
前置きが長くなってしまったが、ここからが本題のFOMAプラスエリアの検証である。
W-CDMA 850(V) MHzに対応した端末の中には、非常に僅かではあるがFOMAプラスエリアで使用されているW-CDMA 800(VI) MHzを掴めてしまう端末も存在する。
公式のスペックシート上には記載されていなくてもW-CDMA 800(VI) MHzを掴めてしまう端末の中には、何も手を加えずにW-CDMA 800(VI) MHzを掴めてしまう端末や、隠しコマンドを使用した簡単な設定が必要な端末の他、ベースバンドの入れ替えが必要な端末まで存在する。
W-CDMA 800(VI) MHzに対応している可能性が低いことは分かっているが、偶然にもNexus 4を持ってFOMAプラスエリアのみの場所へ行く機会があったので、とりあえず試してみることにした。
具体的な検証地点の公開は避けておくが、滋賀県近江八幡市内のどこかとだけ言っておく。
まずは、何も手を加えない状態で試してみた。
Nexus 4をW-CDMA 800(VI) MHzに対応しているSony Ericsson Xperia arc S LT18aやFujitsu F-04Bと並べて比較してみた。
いずれもNTT DOCOMOのSIMカードを挿入した状態である。
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アンテナピクトを見るとLT18aやF-04Bは電波を掴んでいるが、Nexus 4だけは電波を掴んでいないことが分かる。
この結果より何も手を加えない状態のNexus 4はW-CDMA 800(VI) MHzを掴めないと考えられる。
隠しコマンドを用いて携帯電話情報からJAPAN Bandに設定することでW-CDMA 800(VI) MHzを掴めるようになる端末も過去には存在する。
Nexus 4でも同様の方法で試みたところ、携帯電話情報には入れるものの無線バンドを選択する項目が表示されず、JAPAN Bandに設定することが不可となっていた。
以上の検証結果より、Nexus 4でFOMAプラスエリアを使用することは無理であると考えられる。

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