朝中国境の丹東で北朝鮮の携帯電話Pyongyang T6を購入
朝鮮民主主義人民共和国(以下、北朝鮮)と接する中国の丹東を訪問し、ZTE (中興通訊)製の携帯電話「Pyongyang T6 (ピョンヤンT6/평양T6)」を購入した。
台湾・桃園から中国・上海を経由して中国・大連まで空路、大連からは長距離バスで6時間程度かけて丹東まで辿り着いた。
丹東は北朝鮮と接しているだけに北朝鮮との貿易が盛んで、北朝鮮国民の人的・物的往来は激しい。
以前より北朝鮮の携帯電話に関する闇市場があると聞いていたので、とりあえずそこを目指すことにした。
丹東にあるとはいえ、丹東市は行政単位では人口が200万人を軽く超える大都市、目的地の場所に関する詳細な場所は把握してなかったので、探すのには苦労することは覚悟していた。
北京や上海と違って英語が殆ど通じないのでかなり苦労したが、日本語で話しかけてきた現地住民に場所を聞くと知っていると言うので、お金を払うから連れて行ってくれと頼んだ。
朝鮮系の住民らしく日本語を学んでいたので日本語を少し話せるとのことで、こちらのことは髪型や服装で日本人と分かったので話しかけてきたという。
最初は怪しく感じて距離を置いていたが、無事に目的地に辿り着けた。
御礼にお金を渡そうとしたが、受け取らずに仕事があると言って去って行った。
お金以外に感謝の気持ちを表す手段をとっさに思いつけなかったのが悔やまれるところである。
その闇市場では北朝鮮で販売されているPyongyang (ピョンヤン/평양)ブランドの携帯電話を購入した。
黒色・ストレート・Pyongyangブランドは北朝鮮で最もメジャーな携帯電話であり、これを丹東で発見した際は平壌滞在中に見た北朝鮮の携帯電話を思い出した。
いわくつきではあるものの、何とかPyongyangブランドの携帯電話をコレクションに追加できたので満足である。
場所を教えてくれた現地の住民には改めて感謝したい。
丹東までの長距離バスは片道6時間もかかり、帰りの上海から大阪に向かう航空便は搭乗後に離陸するまで3時間も要して大幅に遅延と、交通面では非常に辛い思いをした。
問い合わせなどがあれば、paopao0128[at]gmail.comまで気軽に連絡をいただければ幸いである。 ※ [at]は@に置き換え
その他、Facebook、Instagram、Twitterにおいても北朝鮮関連の情報や写真を公開しているので、気になれば目を通していただきたい。
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