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Galaxy S6およびGalaxy S6 edgeのアンバサダーイベントでこだわりを聞いてきた



韓国に本社を置くSamsung Electronicsの日本法人であるSamsung Electronics Japanが大阪で開催したGalaxyアンバサダーのイベントに参加し、スマートフォン「Galaxy S6」および「Galaxy S6 edge」のこだわりなどを聞いてきた。

イベントではプレスリリースやスペック表などには記載されていない貴重な情報やこだわりを説明してもらえたため、大変有意義な時間であった。

このイベントの直後に韓国・ラオス・タイを訪問していたため公開が遅くなったが、イベントで説明されたGalaxy S6やGalaxy S6 edgeの特徴を紹介する。

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Samsung Electronicsは今回のGalaxy S6とGalaxy S6 edgeから「Galaxy」のロゴタイプを変更した。

Galaxyを変えようと思ってロゴタイプを変更したとのことで、Galaxyの再出発のためにロゴタイプを変更したことが見て取れた。

Galaxyの再出発となったGalaxy S6とGalaxy S6 edgeはデザインもこれまでのGalaxyシリーズのイメージからは大きく変わっている。

デザインは個人の好みによるが、スタイリッシュなデザインに仕上げられているように感じた。

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Samsung Electronicsの調査によると、グローバルにおいてスマートフォンに限らずあらゆる製品を購入する際に、デザインを重視する割合は84.7%に達するという。

デザインを重視する割合が高く、今回はデザインを重視したとのことである。

使ってみたら良かったというのではなく、見た目が凄そうなもの、所有することで満足感を得られるものを目指したという。

素材はガラスと金属を使用しており、薄い金属枠にガラスをはめ込むことで薄く奥行きのあるデザインに仕上げている。

フロントパネルやリアパネルは鏡面仕上げで、リアパネルにもガラスを採用している。

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ガラスの下には1000以上の微細構造を持つ光学フィルムを挿入することで色味を出しており、光学フィルムが光を乱反射させるため角度によって色が異なって見える。

鏡面仕上げであるが故に写真を撮るとオタク風の撮影者が写り込んだり、角度によって色合いが異なったりと、写真で伝えるには少々難しいようにも感じたので、是非とも実機を触ってみると良いだろう。

また、指紋が目立ちやすいため、このあたりは好みが分かれそうに感じたところである。

性能は言うまでもなくスマートフォンとしては最高レベルであるが、中身が良くても見た目がみすぼらしければダメと、デザイン面の強化を強調していた。

筐体にはアルミ合金6013を使用しており、強度を高くしているという。

アルミ合金6013は航空機などにも使用されており、尻ポケットに入れても曲がらないとのことである。

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Galaxy S6 edgeの特徴になるが、ディスプレイには曲がったSuper AMOLEDを採用しており、両側面までディスプレイとしたデュアルエッジスクリーンとなっている。

ディスプレイを曲げる技術を保有するから曲げただけというわけではなく、曲げ方にもこだわりが込められている。

100以上の試作機を作って様々な曲げ方を試し、その結果導き出された角度に曲げられているとのことで、ただ曲げただけではないことをアピールしていた。

エッジスクリーンには連絡頻度の高い5人を簡単に呼び出せるピープルエッジ機能が備えられており、エッジスクリーンのラベルをスワイプして連絡相手のアイコンをタップするだけで、素早く電話やメールなどを利用できる。

ピープルエッジは5人までとなっているが、グローバルの調査でよく電話をかける相手が4.2人とのことで、5人まで登録できるようにしている。

また、ピープルエッジに登録済みの相手から連絡があれば、ラベルをスワイプしてすぐに連絡を返すこともできる。

エッジライティングもエッジスクリーンを活用した機能の一つで、電話やメールがあればエッジスクリーン部が光るため、本体を伏せておいても連絡があったことが分かる。

本体を伏せた状態で心拍数センサに指を置くと、既定のメールを返信することも可能となっている。

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ここからはまたGalaxy S6とGalaxy S6 edgeの共通した特徴となるが、ディスプレイに採用しているSuper AMOLEDも進化している。

Galaxy S5では最大輝度が500cd/m^2、最小輝度が5cd/m^2であったが、最大輝度は600cd/m^2、最小輝度は2cd/m^2となっている。

屋外でも見やすいよう最大輝度が上がっているが、最大輝度を挙げるだけではなく、暗所でまぶしいことがないよう最小輝度も下げられている。

また、Galaxy S5のディスプレイと比べて30%ほどの省エネも実現している。

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カメラ機能も大幅に強化されており、フロントとリアともにF値1.9の明るいレンズを採用している。

明るいレンズを採用しているため、手ブレを抑えられるという。

リアルタイム映像合成技術を導入しており、リアルタイムに4枚の静止画や動画を合成して明るい静止画・動画をプレビュー画面に表示している。

高性能なプロセッサやシステムメモリを搭載することでリアルタイム映像合成技術を実現しており、この技術はフロント・リアの両方で静止画・動画ともに自動で適用される。

明るさにこだわる理由として、スマートフォンのカメラでよく撮られるシーンを調査した結果、夕方~夜および屋内が多いことが分かったとし、この調査結果を把握した上でスマートフォンのカメラはどうあるべきかを考えた結果としている。

また、フロントカメラにもHDR機能を搭載することで、Selfieと呼ばれる自分撮り機能も楽しく使えるとのことである。

素早く撮影できることも特徴としており、どの状態においてもホームキーを2度押しするだけでカメラを起動することが可能、ホーム画面から最速で約0.7秒と高速でカメラを起動してすぐに撮影できる。

手のひらを本体に向けて撮影するジェスチャ撮影機能を搭載しており、Selfie Stickを用いて撮影する場合にも利用できるとアピールしていた。

個人的にはフロントカメラを利用することは滅多にないが、カメラ機能が強化されているのは多くの人にとって嬉しいことだと思う。

急速充電やワイヤレス充電に対応していることも軽く説明しており、急速充電対応アダプタを用いれば満充電まで90~95分とし、ワイヤレス充電ではケーブルの抜き差しの手間が省けるとしている。

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サウンド機能の説明では、よく話題になっている側面の画像が映し出された。

側面がとあるスマートフォンとよく似ていると言われるが、Galaxy S6およびGalaxy S6 edgeはスピーカーの性能が高いから似ていないと、サウンド機能へのこだわりを強調していた。

また、スピーカー出力特性などApple製のiPhone 6と比較したグラフなども公開し、性能の高さをアピールした。

ウケ狙いもあったのかもしれないが、とあるスマートフォンと似ている云々ということは担当者から切り出す必要はなかったようにも感じる。

Galaxyシリーズのフラッグシップと言えば性能の高さも有名であるが、性能の高さ・先進性は最後に説明された。

チップセットは14nmプロセスで64bit対応となっており、CPUは2.1GHzのクアッドコアと1.5GHzのクアッドコアで計オクタコアとなる。

負荷が少ない状況では低速のクアッドコア側を使用して省エネを実現し、高負荷がかかる状況では高速のクアッドコアに切り替えて高いパフォーマンスを発揮する。

システムメモリの容量は3GBで、最新規格のLPDDR4メモリを採用することで、マルチタスクなどもストレスなく利用できるとしている。

性能比は50%も向上しながら、30%も省エネを実現しているという。

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最新のネットワークサービスを利用できることも特徴で、NTT docomoとKDDIが提供するFDD-LTE方式ではLTE-Advancedの主要技術であるキャリアアグリゲーションに対応し、下り最大225Mbpsの高速な通信を実現する。

また、KDDIの場合はTD-LTE方式と互換性を有するWiMAX 2+のキャリアアグリゲーションも利用可能で、WiMAX 2+のキャリアアグリゲーションでは下り最大220Mbpsとなる。

あとは個人的に聞いた情報も少し紹介しておく。

日本向けに投入されるGalaxy S6およびGalaxy S6 edgeはシステム言語が日本語、英語、韓国語の3言語のみとなっている。

最近のGalaxyシリーズのスマートフォンは国際版や韓国版なども日本語を含む多くの言語が入っているが、日本向けのGalaxy S6とGalaxy S6 edgeは入っている言語が少ない。

主に日本語で利用されることを想定しており、中国語などを入れると重くなるためシステム言語は絞っているという。

日本の移動体通信事業者に投入されているスマートフォンでも対応言語の数は異なるが、要求仕様を満たした上でその他の言語を入れるかどうかはメーカー次第とのことである。

また、NTT docomo向けの場合はTD-LTE方式による国際ローミングに対応するが、TD-LTE方式では世界で最も採用されている2.3GHz(Band 40)には非対応である。

この点について、国際ローミングの対象事業者などの関係から、移動体通信事業者から対応することは求められていないとしている。

世界でも採用数が多いFDD-LTE方式の2.6GHz(Band 7)やTD-LTE方式の2.3GHz(Band 40)に非対応であるが、あくまでも日本市場向けのスマートフォンであり、筆者自身は海外用にSIMロックフリーのスマートフォンを保有しているため、個人的には非対応とする理由の正式な回答が欲しかっただけであり、特に問題視はしていない。

NTT docomoはGalaxy S6とGalaxy S6 edgeの両方を取り扱い、それぞれ内蔵ストレージの容量やフルセグなどの対応・非対応で差をつけており、一方でKDDIはGalaxy S6 edgeのみを取り扱い、2種類の内蔵ストレージの容量を用意している。

これは完全に移動体通信事業者側の戦略によるもので、この違いから移動体通信事業者の思惑も読み取れるだろうとのことであった。

普段はあまり聞けないような情報も直接聞けたため、短い時間ながら充実したイベントであったと感じている。

イベントの参加者にはモニターとしてGalaxy S6またはGalaxy S6 edgeのどちらか一方が貸し出されており、それのレポートは改めて公開する。

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