韓国のKTが3CC CAとGiGA WiFiの同時利用で1.17Gbpsを実現するGiGA LTEを商用化すると発表
- 2015年06月16日
- 海外携帯電話
韓国の移動体通信事業者であるKTは世界で初めてGiGA LTEを商用化すると発表した。
GiGA LTEはLTE-Advancedの主要技術で3コンポーネントキャリアを束ねる3CC CAとGiGA WiFiの同時利用で実現する。
通信速度は3CC CAの最大300MbpsとGiGA WiFiの最大867Mbpsを合わせて最大1.17Gbpsとなる。
従来のLTEネットワークの最大75Mbpsと比べて約15倍、3CC CAの最大300Mbpsと比べて約4倍も高速化される。
帯域幅は3CC CAで40MHz幅、無線LANで80MHz幅を利用する。
4K解像度の動画1本(約18GB)を約126秒、超高音質な音楽100曲(約3GB)を約21秒でダウンロードできる時代が到来したとのことである。
対応端末はSamsung Galaxy S6 (SM-G920K)とSamsung Galaxy S6 edge (SM-G925K)で、ソフトウェアのアップデートで対応する。
GiGA LTEへ対応するソフトウェアのアップデートを実施後はGiGA LTEのON/OFF設定が可能となり、GiGA LTEをONとしている場合は通知バーにLTE Gと表示される。
LTE GのGが明るく表示されている場合はGiGA LTEの利用が可能で、Gが暗く表示されている場合はGiGA LTEはONであるが無線LANに接続されていないことを示している。
データ通信で599/699/999のプランを利用している場合は、2015年12月まで無料でGiGA LTEを利用できる。
GiGA LTEはKTが2013年に世界で初めて披露したLTE通信と無線LAN通信の融合技術から進化したもので、2014年9月よりSamsung Electronicsと密接に共同開発を進めて商用化に至ったという。
5G時代の核心技術の一つとして研究開発が進められている異種ネットワーク融合技術であり、5G時代への橋頭堡を築いたとアピールしている。
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